八月、雑感

八月にはいって

 

 八月にはいって一週間が過ぎた。

 なにかあっという間に時間が経っていく。

 アップしたのは、去年大塚国際美術館で買った卓上カレンダーだ。絵はスウェーデンの画家リッカード・ベリの《北欧の夏の宵》だ。スウェーデンの画家ということで、日本では無名の画家の作品だが、カレンダーに使われるくらいなので比較的人気のある絵のようだ。

 この大塚国際美術館のカレンダーは毎年買っているのだが、多分今年は行く予定がないので、もう卓上を飾ることはないのかもしれない。健保が契約していた淡路島のホテルとの提携契約を打ち切ったようで、もう割安で利用できなくなってしまったから。多分、17~18回くらい行っていたから残念だ。カレンダーだけでも通販で購入しようか思案中だ。

 このカレンダーはブリューゲルルノワール、フラ・アンジェリコ、モネ、ゴッホなど名だたる名匠の名画が取り上げられている。その中にリッカード・ベリのこの絵が使われるというのも驚きだが、それだけ大塚国際美術館では人気が高いのだろう。

 北欧の湖畔で、美しい湖の景色を見つめあう男女。下世話に解釈すれば男は下心を隠したまま湖をみつめている。そして女性は早く優しい言葉がかけて欲しいのにという思いを隠してやっぱり湖をみつめて・・・・・・。

 まあ下世話にならんとも、なんとなくお互い景色を眺めていても心の中では相手のことを考えているみたいな感じだろうか。

 この二人には実在のモデルがいる。男性は王族のエウシェン皇子で女性は歌手のカーリン・ピーク。エウシェン皇子は自らも著名な画家で、リッカード・ベリとも交流があったという。そして女性のほうは歌手のカーリン・ピーク。彼女もベリの友人だったということで、ベリ、エウシェン皇子、カーリン・ピークは芸術仲間だったとのこと。

 エウシェン皇子とカーリン・ピークが恋仲だったかはググってもよくわからない。ただしエウシェン皇子は生涯独身だったということで、諸々想像をめぐらすこともできる。まあそのへんを含め《北欧の夏の宵》は名画といえば名画。やや凡庸な感じもしないでもないが、どこか心に残る絵ではある。

 同じようにあまり著名ではない画家の作品なのに、大塚国際美術館では人気のある作品がもう一つある。ヒュー・ゴールドウィン・リヴィエールの《エデンの園》だ。この絵に関してはもう何度も言及しているのでここでは書かない。ただ自分はこの絵のモデルの女性、一緒に歩く恋人に信頼を寄せる女性の表情が気に入っている。顔の見えない男性に嫉妬心を感じるくらいに。

夏風邪 

 ここ10日くらい体調があまりよくない。夏風邪の類なのだろうが、喉が若干痛む、咳も少しでる。一日中、家にいてエアコン効かせているので、乾燥しているのだろう。かといってエアコンを止めて扇風機だけでは熱中症になりかねない。

 幸いなことに熱はない。いつ測っても36台の前半だ。なので多分、コロナではないと思っている。でも倦怠感はある。なので一日、寝ていることもある。起きているのは最低限の家事、ゴミ出し、洗濯物を干したり、取り込んで畳んだり。週1の掃除も一応かかさずしている。

 いつ買ったか判らないけれどCOVID‑19の簡易検査キットもあるが試してみようとは思わない。簡易キットは精度に問題もあるし、まったく発熱がない今の状態で検査しても何の意味があるのだろう。

自分:「どうもコロナ陽性のようです」

医者:「症状はどうですか」

自分:「身体がだるいです。喉はちょっと痛いです。咳も少しでます。熱は平熱です」

医者:「家で静養してください」

 熱がないと解熱剤的な投薬もないだろうし、たぶん家でじっとしているだけなんだろうなと思ったりもする。

 

 先週、たしか月末だったと思うけどスーパーに買い物に行った時に、いきなり強目の雨に降られて少し濡れた。そのまま自然乾燥よろしくで、その後深夜映画を観に行ったのだけど、それがよくなかったか。翌日からちょっとだるさが増した。まあそれでも週の後半はだいぶん良くなっている。

くまと100均

 土曜日に子どもからLINEで日曜からニ三日帰ってもいいかという。別にかまわないと返事をした。子どもとはLINEでつまらない日常会話をときどきしたりする。帰宅するときにはこんな風に連絡もしてくる。

 つい先日も子どもから、アンジェリーナ・ジョリーの娘が「ともだちはくま」のイラスト入りTシャツを着てたとLINEしてきた。どうでもいい話だ。子ども的には「ともだちはくま」の国際化と喜んでいるようだ。

 「ともだちはくま」は、さいきたむむというイラストレーターの描いているキャラクターだ。かわいい「くま」らしいのだが、どうも「くま」には見えない。こういうキャラだが、念のためテキストを入れてみた。どうでもいいことだ。

 

 

  それでアンジェリーナ・ジョリーの子どもの件だが、子どもからはこういう画像が送られてきた。なるほど「くま」だ。

 

 自分的にはアンジーの娘や「くま」よりも、二人が持っているバッグの方がちょっと興味がある。たしかあれはUSダイソーのバッグのようだ。調べるとまさしくUSダイソーでの買い物の後らしい。どうもクリスマスだかなんかのグッズを大量に買ったのだとか。日本では100均だが、アメリカではどうなんだろう。これも調べるとどうも1.75ドル均一らしい。以前は1.5ドル均一だったのが値上がりしたのだとか。本当にどうでもいい話だ。

子どもの帰宅

 子どもは日曜に帰ってきた。少し風邪気味だけど帰ってもいいかとのLINEだったので、「家で休んでいればいい。飯は出す」と返事した。そして帰ってきた夜から38度台の熱が出た。でも食欲はあるという。何が食べたいかと聞くと、すき焼きが食べたいという。作ってやると割と普通に食べていた。

 今日も好物のマグロの刺身を買ってきて、あとは大根の煮物と焼肉を作ってやると、まあこれも普通に食べてる。今日は熱も平熱近くなっている。

 少し前なら自分の風邪にしろ、子どもの風邪にしろかなり身構えるのだが、なんとなく弛緩しているかもしれない。自分は熱も出ていない。今週はだいぶいいみたいで、昨日、今日ときちんと妻と子どもの食事も作っている。子どもも熱を出したのは一日だけだ。これで快癒したら本当にただの軽い夏風邪になってしまうのだろうが、これでいいのだろうか。

イヤーワーム

 脳内でメロディーが何度もリピートする現象だという。別名ディラン現象ともいわれていて、例の『風にふかれて』が何度もリピートすることが多いことから呼ばれるようになったらしい。

「音楽が頭から離れない」イヤーワーム(ディラン効果)について - 栃木県宇都宮市の障がい者自立支援・共同生活支援 | 障害者グループホーム ファミリー宇都宮

(閲覧:2023年8月8日)

 自分もよく脳内リフレインみたいなことがよくある。その都度違う曲だし、その現象は数時間である場合もあれば、一週間近く続く場合もある。そしてここ二日くらいはというと、ずっとトッド・ラングレンのこの曲が流れている。


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 トッドの中でもハード・ロックっぽい曲だ。イントロ、歌い出し、途中のギターソロなどすべてがカッコいい。これは2019年に来日した時も確か第二部の2曲目に演奏していた。まあトッドが一日中頭の中に流れているのが、自分的にはけっこう気分はいいのでノープロブレムではある。