X280を入手した



 なんとなくノートパソコンが欲しくなった。

 仕事リタイアしてもう2年になる。パソコンなどほぼ趣味的に使うだけだからどうでもいいのではある。

 仕事をしていた時の名残で、家にはけっこうパソコンがゴロゴロしている。メインで使っているのはデスクトップパソコンで、たぶん10年くらい前のもの。中古で4年くらい前に入手した。CPU:Core i7 4790 最大4.0GH、ストレージは起動ディスクがSSD240GB+データディスクHDD1.0TB。メモリだけは20ギガくらいに増設しているので、まあ普通に使える。かってのようにワードやエクセルだとか、もはや誰も知らないデータベースソフトの桐とかで、山のような持ち帰り仕事をこなしていたときと違い、ネットみたり、ノートをとったり、音楽ファイルを編集したりとかその程度だ。

 

 やはりそれまでの流れでノートパソコンもレッツノートSX2が2台ある。いずれもヤフオクで落としたジャンク品にSSDのせてウィンドウズ入れてとかしたもの。まあほとんど使わない。ベッドとか居間でネットやるくらいか。

 レノボのX1カーボン2015もあるが、妻が折り紙を折るのにYouTubeを見ながらやりたいというのであげた。使い勝手はいいそうだ。

 もう1台 Mac book air 2015も使っている。これは図書館に行ったりとか外で使うときのために持ち歩いている。これは重量的に軽いのでちょうどいい。とはいえさすがに8年落ちのメモリ4ギガは少々もっさりしてきている。

 

 考えてみると持っているパソコンが軒並み8~10年の古いものばかりになってきている。それを思うと最新式のパソコンが欲しいと思うこともある。大昔のDOS時代は、仕事で使うための人柱的に新しい機種を買って使い倒してきた方だ。仕事辞めた今はどう考えても新機種など必要ない。さらにいえば特に動画編集とかでもしない限りは、古い機種でも十分なのだ。

 

 かれこれ20年くらい前にVAIOの新品を買ったことがある。これがまた腐れVAIOでとにかく買ってすぐから重い、落ちる、もろもろ不具合。結局、1年保証ギリギリのところでマザーボードの不具合で交換になった。それ以来、家で使うマシンは新品はほとんど買わない。だいたいが中古を買って、もろもろ増設とかして使いまわす。3年使えれば御の字みたいなことをやってきた。

 そのおかげか会社の常時5~60台あったパソコンで何か不具合があると、たいてい駆り出された対応した。中小零細だったがいちおうNAS導入したり、専用システムでの様々な処理の追加とかをSEさんと二人三脚でやったりとか。

 そういえば会計ソフトも導入したりとかもあったか。それまでは手書き帳簿に転記、転記を繰り返していた。まあ中小零細の現場のOA化みたいなところにちょうどはまったような、そういう時代を過ごしてきたんだろう。

 

 話を戻そう。外で使うパソコン、MacもいいがやはりWindowsマシンのほうが使い勝手がいいように思ったりもする。スタバでドやるには年食いすぎている。WindowsはMS-Windows以来だから30年近く使っている。なので持ち歩きパソコンでWindowsマシンがなんとなく欲しくなった。いまさら分厚く重いレッツノートを持ち歩く気にはならないし。

 

 ということでいいノートはないかとしばし物色。Thinkpad X280がいいかなと思った。1.13キロとまあまあ軽い。第8世代なのでギリギリWindows11にも対応している。2018年製ということで5年落ちだが、レノボやHPのビジネスマシンは堅牢である。経験測でいうとデスクトップはレノボ、HP、Dellで選んでおけばとりあえず壊れない。ノートはこれにパナのレッツノートが加わる。

 オークションサイトやアマゾンの中古でX280を見てみると、オークション、フリマ系でだいたい2万前後、アマゾンとかの中古整備品で3~4万というところだ。しかし5年前だと新品で15万とか20万とかしたのがすごい値下がりである。20万だして5年で新機種に買い替えるとかって、個人はもちろん、企業でも費用対効果でどうなのって思ったりもする。

 ビジネス現場で動画編集する機会はまずないだろうし、エクセルで大きなデータを使うとなると処理速度の速いマシンの方がいいけど、自分の経験則でいえば、エクセルで1万件とかのデータいじってはダメでしょとか思ったりする。エクセルは表計算ソフトなんだから、経営数値で試算したりとか予算シミュレーションとか、そういうことに使う。大量データ使うならデータベースソフトをとか思ったりする。

 昔ならdBASE桐とかカード型データベースソフトとか、今はAccessの独壇場か。文書作るならワープロ、せいぜい数百件から千件くらいまでのデータなら表計算ソフト、大量データはデータベースソフトでと棲み分けができていたのが、いつのまにかなんでもかんでもエクセルになってしまった。

 システム屋さんがエクセルで文書作るのはなんとなく判るけど、基本文書作成はワープロだと思ったりもする。まあ軽快さからエディタ使うみたいなこともあるにはあるけど。

 

 昔々、ワープロはどんどん機能が付加されて重くなっていった。一太郎もV3まではフロッピーベースでまあまあ軽快に動いたけど、V4あたりから重くなっていった。システムだけでフロッピー10枚くらいあったっけ。その頃はもっぱら新松ばかり使っていたけど。

 結局、画像や動画などグラフィックなものを付加するようになってどんどんとアプリケーションは重装備になっていったし、それを対応すべくマシンの処理性能も飛躍的に上がり、ストレージもでかくなった。

 

 もともと営業だったし、途中から事務屋になって、最後は経営とかそっちになったけど、まあまあ現業部門だったからプレゼンソフトとかってほとんど使わなかった。これも大昔だけど、マンションの管理組合やってたときに理事長がソニーの社員の人で、パワポで総会資料作ってたのには驚かされた。21世紀に入って割とすぐのころだ。でも、どこかであれは電動紙芝居みたいに揶揄する部分があったが、管理組合というのはある種の異業種交流みたいな感じで勉強にもなったものだ。

 

 でもキャリアの最後の最後、取引先にもろもろ資料あげるのでパワポ使って資料造りとかやった。60の手習いパワポ、みたいな冗談とばしたものだが、プレゼンソフトもけっこう重いなとは思ったものだ。

 

 今は本当にネットサーフィン程度。通信教育のノート取りは、メモ書き的にはシンプルノートが一番軽くていいけど、ノートは後プリントアウトして見返す分一定の見栄えも必要。できれば画像も貼りたいということで結局ワンノートになった。あれも画像貼ったり、字数増えるとけっこう重くなったりもするなとか思ったり。

 

 主には学習用ということで、とりあえず5年落ちのX280を購入した。値段はアバウトに1万5千円とちょっと。coer I5の第8世代、メモリ8ギガ、ストレージ256、おまけにオフィスも入っていた。今日届いたので、諸々設定したり、追加でソフトインストールしたり。とりあえずいじったり限りではまったく問題なさそうだ。

 5年落ちのノートパソコン。3年かそこら使えれば御の字だと思う。まあそういうものだ。