ワールドカップ2022開幕

 なんとなく今回のワールドカップは個人的に盛り上がりに欠ける部分もある。これも年齢のせいかと思う部分もある。そもそもカタールってどこよと、つい最近も地図帳を引っ張り出したり、グーグルマップで確認したりしている。しかし小さい国だね。チームも一度も本大会に出たことがないアラブの小国がいきなり本大会を開催するという。オイルマネーといってしまえばそれまでだけど。

 あまり関心がないとはいっても、始まってしまえば試合を観てしまうのもまあ人情というか。いちおうサッカーファン、特に海外サッカーについていえばかれこれ50年くらいやっている。三菱ダイヤモンドサッカーで海外サッカーに親しんできた。

 リアルでワールドカップをテレビ観戦したのは、自分と同じ世代の者は割とみんなそうだと思うが、あの西ドイツ大会決勝、クライフ率いるオランダとベッケンバウワー率いる西ドイツ戦だと思う。いや~、あの試合はずっと記憶に残っている。開始早々のクライフのドリブル突破とフォクツの後ろからのタックルによるいきなりのPK。そして西ドイツのPKを決めたのは最年少のブライトナー。それからミュラーのあげた決勝点。

 後半、オランダはクライフを最前線に置きロングボールで攻める。クライフはドリブルや華麗なパスだけでなく、ヘッドでも競い負けない。押せ押せの展開の中でも西ドイツはかかんに逆襲などなど。

 1974年のあの大会のあと、三菱ダイヤモンドサッカーでは一試合前後半を二週に分けて延々と放送した。あれもけっこうよく観てた。さらに78年はオランダやブラジルのロングシュートによるスーパーゴールがあったりして、あれもけっこうよく覚えている。

 ワールドカップの試合をビデオで録画を始めたのは多分、一番古いところでは82年大会あたりか。さらに86年のマラドーナの神の手ゴールもしっかりビデオで持っていた。90年の大会も何試合かビデオで持っていたし、次の94年アメリカ大会は多分6割くらいの試合はビデオ録画した。さらにいえばそれらのビデオはDVDに焼き直した。

 その後も98年フランス、2002年日韓、2006年ドイツ、2010年南アフリカ、2014年ブラジル、2018年ロシアと主要な試合はDVDやHDDに残してある。もっとも2010年くらいから録画したはいいがそのまま未視聴のままな試合がほとんどだったりもする。

 ということでいったん始まればけっこう夢中になっている。虎の皮は洗っても落ちないということだ。

 開幕戦のカタールVSエクアドルは凡戦といってしまえばそれまで。とにかくエクアドルの強さと同時に開催国カタールがあまりにも弱い。やっぱりこのチームは開催国に価しないとは思った。幻の1点はVAR(ビデオ・アシスタント・レフリー)判定でオフサイドになったけど、片足が出ていただけで、あれでオフサイドになったら今までのサッカーはどうなってしまうのだろうと思うくらいだ。

 それにしてもあのVAR、あれトライしたらたいていの場合はオフサイドになるし、PKになる。それは人間の目でレフリーするこれまでのサッカーの否定につながるような気もしないでもないな。マラドーナの神の手ゴールも多分、得点どころか一発退場じゃないかと。

 とりあえず開幕戦は実質3-0とエクアドルの圧勝だったということ。

 

 そして本日のイングランドVSイラン戦。実は自分は、根っからのイングランドファン。いつ頃から好きかというと、多分、多分だが74年、78年と二大会出場を逃したあたりからじゃないかと思ったりもする。ケビン・キーガンとか好きだったのよね。その後もガスコイン、プラット、ワドル、オーウェンとか贔屓にしてた。ベスト・マッチは90年大会の準決勝ドイツ戦だったか。最終的にPKで負けたけどあの試合は最終的に優勝したドイツと互角に戦ったと記憶している。

 まあそんなこんなのイングランドファンとしては今回の初戦の感想。とにかく強い、前からプレッシャーをかけてくるイランをものともしないでほぼ一方的にポールポゼッション。さらに左右のMF、サカとスターリングの動きだしの良さ。セントラルミッドフィルダーの19歳ジュード・ベリンガムの動きだしの良さ。とにかく攻撃が多彩。さらにゲームを前線でコントロールするハリー・ケインの存在感。

 得点もトントンと入る。こんなに強いイングランドを観るのは久々かもしれない。まあぶっちゃけのところイランの守備がザルなところもあるのだが。

 個人的にはマンチェスター・シティで10番背負うジャック・グリーリッシュに注目していたのだが、後半になって交代出場。左サイドではあまりボール回ってこず、中盤から後方に下がってボール受けに来たりと、ちょっとこのチームではフィットしてないのかなと思うところがある。交代したスターリングの出来が良かっただけにちょっと期待外れな部分も。まあそれでもきちんと決めるところでは決めるのだから、タレントであることは間違いないと思った。

 得点はベリンガム1点、サカ2点、スターリングはスーパーゴールで1点、交代してほぼファーストタッチでゴールしたラシュフォードf1点、さらにグリーリッシュ1点と合計6点はちょっと出来すぎかもしれない。

 それに対して守備はというと前半は破綻なくと思っていたら、簡単にパス通されて1点謙譲。大量得点でちょっと緊張感なくなったのかと思うもこの1点で終わっていればよかったのだが、最終盤でやらずもがなのPKを与える詰めの甘さ。若干、守備には不安が残ったかな。

 今後はアメリカとウェールズの二試合が待っているが、多分グループBは間違いなく突破するだろう。しかし決勝トーナメントに入ってから強豪国と闘うとなると、今の勢いのままでいけるかどうか。比較的若いチームなので、老獪な南米のチームあたりにやられる可能性もあるかもしれない。

 まずはともあれワールドカップは始まったばかり。しばらくは寝不足になること必須かもしれない。