アンドロイドTVを購入

 先週のAmazonプライムデー。最近は物欲もかなり枯れてきているので、特設サイトを物色しても食指が動くものもないので安心して見ていられるはずだった。以前なら、あれが欲しい、これが欲しいと煩悩に突き動かされることが多い。特段欲しいものがなくてもとりあえず押さえだとか適当な言い訳作っては、HDDやSDカード買ったり、いますぐ必要でないはずのルーターを買ったりとか。

 今回も特段欲しいものもなく、まあ余裕で眺めていたはずなのだが、テレビの類を見ていたら、以前から興味があったTCLのアンドロイドTVが安く出ていた。通常32800円のところ26800円である。このTVの年式が1年落ちるものを去年、引っ越した子どものために買っている。とりあえず一人暮らし始めるばかりの子ども用だから格安でいいだろうということ、さらにはほとんど地上波を見ないでYouTubeばかりの子どもなので、VODでネット配信見ることができればいいだろうくらいのつもりだった。

 それでよくよく仕様とか見ていると、格安の割に機能が充実している。なによりアンドロイドTVというのに興味がわき、自分でも欲しくなった。ただし子どもに買ってやったときの価格が26984円と当時としては最安値で、それ以降いつ見ても32000円前後で推移している。さすがに一度買ったときの価格よりも高いとちょっと二の足を踏む。とはいえテレビで5万以下と格安なので躊躇するのもなんなんだが。

 今回のセールで去年買ったときよりも若干安い価格で出ていた。なので若干躊躇しつつも例によってポチってしまった訳。

 とはいえどこに置くのか。自室のテレビはまだ現役である。部屋であまりテレビを見ない、いやそれ以前に実はリビングでもダイニングでもあまりテレビを見ない。いればずっとテレビをつけている妻とは違う。そもそも地上波はほとんど見ない、DVDやNetflixアマゾンプライムは一応見るけど、四六時中見ている訳でもない。なので自室のテレビも壊れることなくまったく問題なしだ。このテレビいつ買ったのかをこの雑記の記録を見てみると、なんと12年前のことになる。

レグザ - トムジィの日常雑記

 いやいや月日の経つのは早い。12年前とはびっくりである。なぜに驚くかというと、テレビとかって傷がつかないようにフィルムが貼ってあるけど、さすがにフレームのは取ってあるけどスタンド部分はまだ買ったときのフィルムが貼ってあったりする。まあそのへんがかまわないというかなんというか。なので購入12年も経っているという感じが感覚的にも全然しない。

 とはいえ当時でも一番廉価なものを買ったので、例えばHDDを接続して録画が出来ない、ネットに接続できないとか、そのへんがちょっと気になってはいた。まあ録画は外付けのDVD・HDDプレイヤーを2台接続しているし、VODについてはAmazonのファイアスティックをつけているからなんの不便もないのだけど。

 ということで現役テレビが壊れている訳でもなく、まったく必然性がないのだけど、とりあえず勢いということで購入した。26800円と格安テレビである。とはいえ勤めている頃ならいざしらず、年金生活の無職老人がこんなことでいいのかという疑問はある。まあそれほど長生きするつもりもないから、まあいいか。

 テレビの映り、画質はというと、これは好みもあるだろうけど、感覚的には12年前の東芝テレビの方がいいような感じ。音もやっぱり安っぽいようにも思うが、値段相応といってしまえばそれまでだ。

 VODは最初にGoogleアカウントを登録すれば問題なし。アマゾンプライムもアカウント登録すればこれまでと同様簡単に視聴できる。それまではHDMI端子の関係上、1台のDVD録画機とファイアスティックを切り替えていたけど、そのへんの煩わしさはなくなった。とにかくリモコン一つで切り替えやアマプラ、Netflixの番組が視聴できるのは楽である。さらにいうと多分これが一番だと思うが、YouTube視聴がえらく簡単である。多分、このテレビを購入する層は、地上波よりも圧倒的に配信系サービスかYouTubeだと思うが、そういうスタイルに適したテレビだと思う。

 子どもテレビの感想を求めたときもYouTubeばっかり見ていると言っていたが、なんとなくうなずける。自身のスタイルとしてもこれまでYouTubeはパソコンでというのが当たり前だったけど、テレビ視聴中心になるかもしれない。

 あと一番最初に電源を入れたときの画面が、かってのネクサス7(2013)と同じだったのがちょっと微笑ましい。「お前、アンドロイドじゃん」みたいな感じである。もっとも一度設定を済ませてから高速起動にしておくと、あの画面は見ることはないようだ。

 Amazonのレビューを見るとサクラが多いのかどうかわからんがけっこう高評価だ。リモコン操作のレスポンスが悪いという声がいくつかあるが、使っている限り特に問題はない。番組欄が見にくいとかいうのもあるが、こればっかりは慣れだと思ったりもする。まあ自室でベッドに寝転がってみるだけのテレビなので、あまり細かいことは問わない。普通に周辺機器が繋げてHDDで録画ができて、ネットも出来る。26800円では十分すぎると思うよ。

 お役御免となった東芝レグザは子ども部屋に移動させた。一人立ちしたので、用途はないのだけど一応アンテナやファイアスティックの接続などして視聴できるようになっている。これで我が家のテレビは6台である。4LDKのすべて居室にテレビがある。リビン1台、ダイニングに壁掛け1台。ほとんど使っていない和室に1台、そして二階は自分、妻、子どもの各居室に1台ずつか。そのうち2台は10年以上経過、3台は3~5年といったところか。

 本当は全部Wi-Fiでネット接続、NASに保存した映画類をどの部屋でも視聴できるとかが理想なのだが、そこまでのホームネットワークは多分意味がないだろうし、そんな気力もない。そもそも6台あるといっても、妻との二人暮らしである。妻はリビング、ダイニング、自室といればずっとテレビつけてる人だが、自分は実はあまり見ていない。

 老夫婦の二人暮らしでテレビ6台というのは、けっこうやらかし系のような気もするがまあいいか。とりあえず自室にアンドロイドテレビが入った。

 

 そして旧子ども部屋に移された東芝レグザ。お疲れ様。