車の1年点検~難波田城公園とか

 昨日は車の1年点検でふじみ野まで行った。とくだん問題はないが、1年で走行距離1万8千キロ超には担当者にも驚いていた。普通はだいたい1年1万キロ、ちょっと乗っても1万2千キロである。仕事やめて暇になったからというのが多分すべてなんだが、この1年でえらい遠乗りというのは、京都に1回、淡路と姫路に1回くらいか。そういうロングドライブより、ちょこちょこと近県の美術館巡りしたり、伊豆や日光とかに頻繁に行ってるので距離稼いだみたいだ。

 去年車買い替えた時は、これが最後とディーラーにも宣言したのだが、この調子でいくと1回目の車検で5万キロ超、2回目の車検時には7~8万キロあたりいく可能性もある。担当者にはもうワンチャンあるかもしれないから、車検のタイミングでお得な特別仕様車みたいのあったら案内してと話しておいた。

 しかし3年後69歳、5年後は71歳あたりか。さすがにもう運転機会は減っているような気もする。とはいえ障害者の家族がいることを考えると車は必需品なので、出来れば長く乗る必要性はある。こればかりは神のみぞ知るというところか。

 

 ディーラーを出てからふじみ野から富士見市の方に少し走る。15年以上前に住んでいたところだから土地勘がある。富士見市役所とララポートの前を通り、254号の旧有料道路を過ぎるとあたりは田園風景である。そのまま走っていると難波田城公園の看板が見えてくる。以前からそういう公園があるのは知っていたので少しだけ興味がある。埼玉のこのへんは地方の小領主の平城の址みたいのがけっこうある。まあそういうものの一つかなと。

難波田城公園の施設概要|富士見市

 なにか周囲はほとんどが田んぼばかりなのだが、その中にポツンと隔絶されたようなところで、思いの外整備された公園になっている。

 池がいくつかあるのだが、その中には行田の古代蓮を分けてもらったという蓮が群生する池もあった。

 さらにその先には古民家のゾーンがあり、自由に中に入ることができる。古民家の中に入るなんて、昔、岩手に旅行に行ったときに映画「愛しの座敷わらし」のロケに使われたという「遠野ふるさと村」以来かもしれない。

 古民家というとどうしてもローアングルというか小津アングルみたいな、適当な思い込みがあり、ちょっとそれっぽいカット。

 

 古民家ゾーンに隣接する資料館には、富士見市の歴史や近隣で発掘された土器なども展示してあった。その中になぜかコミックの解説があり、北見けんいちの『釣りバカ日誌』の浜ちゃん一家が最初に住んだのが鶴瀬にある公団住宅であることや、あの島耕作が最初に購入した家がやはり鶴瀬の一戸建てであることなどが紹介されている。その家は鶴瀬から徒歩20分、鶴瀬から勤め先までは約70分と説明されている。その家は妻の一声で決まったらしいのだが、島耕作はこんな田舎より都心のマンションが良いみたいな述懐も描かれている。まあ島耕作に鶴瀬から徒歩20分は似合わないなと思ったりもする。

 妻は途中まで杖で少し公園内を歩く。その後は一人で車椅子を自走して回る。自分は古民家の畳の上で小休止。横になって天井をみている。寝不足なのだが不思議と眠くはならない。なにか本当にぼーっとしてゆっくり時間を過ごしている感じ。

 それから妻を探しに行ったのだが、なかなか落ち合えないで公園内を2周くらいしただろうか。電話してみると妻は一度公園を出て外の道路を自走しているという。迎えに行こうかしたら、自分で戻るという。数分後、ようやく落ち合ってから、妻がまだ資料館を見ていないというのでそちらへ。自分はそこに入るの3回目みたいな展開。

 なんだかんだで公園には1時間以上滞在した。まあ普通の人ならせいぜい30分かそこらか。小さい子どもがいると古民家ゾーンで昔のおもちゃ、コマやベーゴマ、竹トンボ、羽子板などが自由に使えるので、もう少し遊べるかもしれない。とはいえコマをやっているのはお父さんというより、孫を連れてきているおジイさんたち、つまり自分と同世代のようだ。まあ最近の20代~40代にはコマを回せといっても難しいかもしれない。

 公園を出てからは、びん沼のあたりを回ったのだが雨が強く降り出したので、外には出ずに帰ることにした。帰りは上福岡から少し狭山の方に向かい、途中で川越方面へと適当に走ってみた。まあそのへんはよくうろうろしたところだから、どこをどう行けばどこにというのが検討がつく。6時頃に地元スーパーで買い物して帰宅した。