毎年恒例の胃カメラ

 毎年やることになってしまった胃カメラの検査で都内まで行って来た。

 去年も4月の下旬にやっているので、ジャスト1年である。

胃カメラをのんだ - トムジィの日常雑記

 朝10時15分に受付を済ませて、検査を行う上階へ。看護師さんの説明を受けて、すぐに検査が始まる。えらいことスムーズ。検査医は当然去年とは違うけど、とてもスムーズ。去年、詳しく感想を書いたけど、口からの胃カメラなので苦しいとはいえば苦しい。それでも昔から比べればはるかに楽といえば楽である。

 最初のうちは喉の刺激とかで少しむせたり、咳こんだけどそのままカメラは進んでいく。胃カメラが入ってしばらくは目をつぶっていたのだが、途中から目を開ける。目の前のモニターに自分の胃の中が映し出されている。胃の襞はけっこうえらいこと多いものだと思ったり、胃の中意外とキレイかなとか思ったり。

 とりあえず自分で見ている限りでは、黒くなったり、白っぽくなったり、赤く出血してるところとかはなさそう。去年もあるといわれたポリープもしっかり自分で視認した。実際の大きさはどうなのかわからないけれど、見ている限りではなんとなく大き目な感じもしないでもない。でも去年は組織をとったのだけれど、今回はそれもなかった。

 そうやってモニターを見ているうちに、するすると胃カメラの中部は抜けて行く。医師の「まもなく終わりですよ」から「もう終わりですよ」と声をかけられて終了。えらう早いなと思ったけど、実際5分もやっていたのかどうか。

 そのあと、診察室で医師の所見を伺う。胃は特に問題なし、ピロリ菌は除菌した後があるだけ(かれこれ10年前に除菌済み)。胃の画像でちょっと窪んでいるところを指して、「ここはピロリ菌の住処の跡みたいですね」とか。こちらは「ふ~ん」と思うだけだけど。

 食堂が例によって少し荒れ気味で、食道炎だという。刺激のあるもの、脂っこいもの、アルコールを控えたほうがいいとも。とにかく食べ過ぎなんだとか。そのうえでこういう食道炎が食道がんになる場合もあるのでということだった。

 前回は、ポリープの組織をとったので二週間後に検査結果を聞きに来たのだが、今回は特にそういうこともなくすべての行程が終了。医師からは最後に「御年も御年ですから、毎年受けられた方がいいですね」とのこと。最初に受付してからまだ30分も経っていないくらい。階下の窓口で会計を済ませて健康管理センターを出たときもまだ11時前。

 胃カメラ呑んで、受付から会計までのすべての行程終わらせても1時間かからないなんて、いままでのことを考えるとなにか信じられない感じである。まあスムーズに終わったのは有難いことなんだけど、どこか拍子抜けするような感じでもある。

 あまりにも早くに終わったので、速攻家に帰るのもなんだな~と思い、その後は神保町界隈を少し散歩して古本屋をひやかす。それから竹橋まで足を伸ばして、先週行ったばかりのMOMATに行くことにした。その前に、食事は昨晩の7時頃に終わらせていたので、なにか腹に入れるかとなり、毎日新聞社の地下でいつも行く、とんかつ屋に入ることにした。席に着いてから、あれ、医者から脂っこいもの控えるように言われたっけ、と思い出した。まあいいか。