泌尿器科へ通院

 7月の健診でいつものように血糖値、肝機能、コルステロールといったあたりで引っかかったのだが、今回これに加えて前立腺の数値で再検査というご託宣をいただいた。

 9月にかかりつけの出版健保の診療所に行き、ついに糖尿病の正式な検査を行うことになった。なんでも半日がかりで検査するのだとか。気が重いのだが、そのときに前立腺については別に泌尿器科の医院で診てもらうようにとのことだった。

 ほとんど自覚症状もないのだが、気になるところでもあり、少し調べると前立腺ガンは60代以上の男性では、胃ガン、大腸ガン、肺ガンについで多いという話もある。近所で泌尿器科の医院を調べると、近くにはないようで、総合病院には一応診療科はあるようなのだが、診察自体が週に1〜2回ということが多いようだ。ようやく調べて行くと日高に専門医がやっている医院があるとのことで、ネットで予約をいれてみた。

 診察は健康診断の結果を見せる。あとは腹部のエコーと採血。PSAの数値はけっこう高く、ガンの可能性は30%くらいとけっこう微妙に思い悩む数値。直腸から針を刺して生検を行う施術を行うことになるというので、二週間後に予約を入れる。

 施術というか検査は、手術とまではいかないので、日帰りだというのだが、車の運転はできないという。電車で来るというと、帰りはタクシーのほうが良いという。そんな話を聞くとけっこう大ごとなのかもしれない。麻酔の有無を聞くと、大病院では麻酔をしないのだが、うちは局所麻酔をすると医師の話。

 なんとも憂鬱な話だが、これも仕方がないことかもしれない。もう10年近く前になるけど、バリウム検査で胃に影があり、胃カメラを呑んだ。その時の診断は、胃の荒れがひどく、5段階でいうと3くらいになる。これが4になるとガンになると言われたことがある。経過観察で3〜4ヶ月後にまた胃カメラを呑んだところ問題がないとのことだった。それからすでに4〜5回胃カメラやってるが、こと胃に関しては問題なしできている。

 そのときもかなり悩んだというか暗い気分になったが、今回もまたそんな感じである。もしガンと診断されたら、その時はその時で病気と向き合っていくしかないのだろう。まあ前立腺ガンは比較的進行が遅いとも聞く。もし早期であれば手術で全摘みたいな形で完治するともいう。さらにいえば進行ガンであれば、血尿や腰の痛みとかの自覚症状もあるとか。今の所、そういうのはなさそうなんだが、こればっかりはわからない。

 とにかく二週間後に検査がくる。受け入れていくしかないのだと思う。しかしこういうのが年を取るっていうことなんだろうね。