胃カメラをのんだ

 午前中に健保の健康管理センターに行き胃カメラをのんだ。

 胃カメラは多分7回目か8回目になる。最後にやったのは5年くらい前と思っていたのだが、調べてみるともう8年近く前だということがわかる。月日の経つのは早い。

 今回は特に症状はないのだが、久しくやっていないこと、それでいて胃薬はずっと処方されているので念のためにやってみるかということだった。

 予約するときに聞いてみたいのだが、最近の胃カメラは細いチューブを鼻からいれるのが主流になっているという。喉からいれるものよりかなり楽らしいのだが、残念ながら経鼻ではなかった。

 10時15分からの予約だったので、少し早めに着くように家を出た。管理センターには20分くらい前に着いただろうか。前日の8時までに食事を済ます、朝は水は飲んでもok、薬も血圧の薬は飲んでくるようにということでその通りにする。

 胃カメラはいつものように最初に喉にスプレー型の麻酔をしてから左側を下にしてベッドに横になり、マウスピースを咥えさせられてそこにチューブが挿入される。これまでの経験だと、麻酔はスプレーだけでなくゼリータイプの麻酔を喉に滞留させるみたいなことがあったように覚えている。あれがけっこう苦しくて咳き込んだりとかあるのだが、それがなかった。そしてチューブも以前に比べるとずいぶん細くなっているようで、以前よりも苦しくない。最初目をつぶって、深呼吸して来るべき苦しさに耐えようみたいな感じだったのだが、なんだかあれよあれよという間に挿入されていく。

 目を開けると目の前にモニターがあって自分の胃の状態が飛び込んでくる。襞があって、奥へ奥へとチューブが進んでいき、あっ、このへんはもう十二指腸あたりかなどと。そうこうしていると突起物が見えてくる。医師が組織を取ろうなどと話している。ようするにポリープというやつである。そして画面上で突起から組織を取る様子も見える。うっすらと出血らしきものもある。

 これまでの経験でいうとポリープがあったかどうかよく覚えていない。後ではてなダイアリーの記録を検索してみると7年前にも良性のポリープがあったようだ。ただしその時に組織をとって検査したのかどうかの記録がない。どうだったんだろう。

胃カメラ - トムジィの日常雑記

 その後は医師からもう終わりますよと声をかけられ、モニター上をチューブがスルスルと後退していき胃カメラは終了した。昔の記憶、経験よりもはるかに楽というのが感想だ。最後に医師からの説明を受ける。胃にはピロリをやった形跡があること、特に問題となるものはないこと。ポリープはおそらく良性なのであまり心配しなくてもいいこと、組織は念のためとって検査に回すということらしい。とはいえ悪性の可能性も絶対ない訳では、すべては二週間後のお楽しみということだった。

 最後に、年齢的なこともあり、胃の状態からすると年に1回くらいは胃カメラをやった方がいいということだった。なんとなくそれって経過観察みたいな感じもしたが、まあそれでなんでもなければいい訳で保険のようなものかもしれない。

 しかし胃カメラは以前に比べてずいぶんと楽になった。これならば年に1度のさほど苦しくない苦行みたいな感じでイケルかもしれない。とはいえ、二週間後の結果、万が一だったら、それを思うと少しだけ憂鬱な気分ではある。