胃カメラをのむ (4月21日)

 毎年、恒例の胃カメラをのむ。

 年に一度この時期に胃カメラの検査をするようになって三度目のこと。

 ここのところ胃の調子は悪くない。仕事をしていた3年前は胃のむかつき、胃もたれは日常的だったし、胃酸がこみあげてくるみたいなことも多かった。数年に一度の胃カメラではポリープや食堂、胃の荒れも指摘されたこともあった。50代の前半の頃だったか、癌の一歩手前と指摘され経過観察、三か月に2回くらい胃カメラをのんだこともある。

 そういうのが仕事を辞めてからほとんどなくなった。なのでいわゆる自覚症状的なことは何もない。しいていえば、ここ4~5ヶ月で体重が減ってきている。特にジム通いをしているとか、ランニングを始めたということこもないのに、体重がどんどん落ちている。多分、去年のどこかで84キロ近くあった体重が多分暮れぐらいは82キロくらいになり、今年になってから気がつくと70キロ台に。今は77キロ前後で推移している。

 定期的にかかっている糖尿病、高血圧の主治医にいわせると、体重が減るのはいいことだからあまり心配しないようにという。やはり定期的にかかっている泌尿器科の医師にその話をすると、急激に体重が減るのはおもに消化器系だという。胃カメラをのむという話をすると、そのとき良くみてもらえればという。

 ということでそれが心配といえば心配。

 胃カメラは去年も感じたことだけど、どんどんチューブが細くなってきていて、のみ易い。昔の太いチューブを知っているから、それを思うと本当に楽になった。なので5~6分の検査も全然苦にならなくなっている。

 いつも同じところで検査を受けているのだが、去年までは目の前にモニターがあり、目を空けていると自分の胃の中が確認できたのだけど、今回はレイアウトが変わったみたいでモニターは自分の後ろにある。医師からは見やすいのだろうか。なので、医師から「はい、食道を通ります」「次は十二指腸にいきますね」という声はすれど、前々様子はつかめない。チューブが細いということで、胃の中での違和感も少ない。

 本当にあれよあれよという間に終わってしまった。それから医師の所見を受けるのだが、これも簡単に終わった。去年と同じでピロリ菌の除去した後が所々にあるとか、心配のない良性のポリープがあるとか。今回、初めて言われたのは胃が少し食堂の方に上がっているという。食堂裂孔ヘルニアというのだそうだが、それも軽度なので心配はないという。

 そして胃の状態は良好で、今回の医師の表現だと少し若返っているという。ということで、問題はないということ。とはいえ年齢も年齢なので、一年に一度は胃の検査を続けるようにとのこと。ついでに体重の減少のことも話したけど、胃には問題はないとだけ。なのでこちらから大腸とかそっちも検査した方がいいかと聞いてみると、もし大腸に問題があれば、かなり下血とかそういう症状が出ているはずという。

 体重減少についていえば、ここ数ヶ月はとにかく米を食べないようにしている。晩酌をすることが多いので、そのときはとにかく米を食べない。米食するときは逆に酒を飲まない。それをずっと続けている。あとは妻の車椅子を押しての散歩を週に1~2回、5~8キロくらい歩いているだけだ。

 まあ何もしないよりはいいのだろうし、体重が減ったせいでなんとなく体も軽いかもしれない。夏には健康診断を受けるし、自覚症状がまったくないのであまり気にしないほうがいいのかもしれない。

 とりあえず胃の状態は悪くない。一安心というところ。