次に向かったのは花さじきの駐車場でナビにいれた遺跡。ここもブラタモリでやっていたところ。
五斗長垣内遺跡。
「五斗長垣内」・・・・・・・。うう、読めない。
「ごっさかいと」と言うらしい。意味はというと調べるとこんな感じか。
五斗長(ごっさ)
水不足に苦しむ山地のため、「米を五斗作っただけで長になれる」を意味する「五斗長(ごとおさ)」となり、短く「五斗長(ごっさ)」に変化した-など由来には諸説ある。
垣内(かいと)
《「かきつ」から転じた「かきと」の音変化》土地のある区画をいう語。もとは開墾を予定した一区画をさしたと推定されるが、樹木などで囲まれた屋敷地、区画された耕地、村の区画を小分けにした小集落なども意味する。
ざくっとまとめると「水不足な山地の小集落」という意味のようだ。この遺跡の特徴は鉄器製造炉があったこと。竪穴式住居内には地面で火を燃やし、ふいごで火の温度を高めて鉄器を製造したという。そのため住居に空気の入れ替えのため窓がついている。
五斗長垣内遺跡(ごっさかいといせき)のご案内 - 淡路市ホームページ
丘陵地でとても気持ちの良いところにあるが遺跡としては小ぶりだ。弥生時代の遺跡では静岡の登呂遺跡や生まれ育った横浜の三殿台遺跡とかをよく覚えているけれど、それからすると規模感は小さい。これはテレビで紹介されていなかったら、まず足を運ぶことはなかったかなと思ったりもした。
遺跡内の敷地は薄く草が生い茂っていて、車椅子を押して進むにはいささか難儀をする。全体的にゆるやかな傾斜のある高台という感じ。最初に入り口の資料館の女性から、いろいろと注意点も含めて説明があり、毒虫とかもいますので気をつけて下さいと言われた。すかさず「にょろにょろしたのもいますか」と聞くと、こういうところですからマムシとか出ますと簡単にいわれた。なので急にビクビクしながらの見学になってしまった。
花さじきでもあちこちに「マムシ注意」の看板もあったが、この遺跡内にも同じような看板があった。いずれも埼玉でよく見るマンガチックなそれに比べると、若干リアルで怖めなイラストになっていて、苦手な自分などは看板見るだけでゲンナリする。
まあそういうこともあり、早々に退散することにしたのだが、滞在時間はだいたい30分程度だっただろうか。まあ歴史好き、古代史マニアにはけっこう楽しめるところだし、とにかく気持ちの良い場所ではあった。