コロナワクチンについての諸々

 Twitterやテレビのニュースでも多く取り上げられていた。

 いろいろあるなあというのが率直な印象。ワクチン接種が唯一の感染症対策でもある日本にあっては、とにかく接種を早めていかなくてはいけないのに。これではワクチン接種を敬遠する人たちがますます増えていくかもしれない。

 今でもSNSを中心にコロナ・ワクチンについては危険性を過大に喧伝する人たちが多数いる。テレビ等の報道でも若い人たちを中心にワクチン接種に消極的な人たちが多数いると伝えられている。

 とはいえワクチン接種に消極的とされる若い人たちって、本当にそうだろうか。うちの子どもなどは職域接種でようやく今日あたりで2回目接種が終わっているのだが、特にワクチンへの不安とかそういうことは考えていないようだ。ただ周囲では打ちたくても打てないということへの危機感とか不安が多いみたい。

 東京でも予約なしでの接種会場に若者が殺到して、正午からの接種に対して早朝から長蛇の列となり8時頃には受付が終了となり混乱したという報道もあった。

 ワクチンについていえば、ぶっちゃけこういうグダグダばっかりだと思う。高齢者向けの予約についても、近隣での医院や病院、大規模接種については、ネットでの予約は受付開始と同時にいっぱいになり終了。電話受付ができる場合もほとんどつながらない。比較的余裕のあった東京大手町の自衛隊による大規模接種会場については、当初ネットでは割と余裕があり、自分もそれで6月、7月に接種は出来た。しかし例のワクチン不足という河野ワクチン担当相の記者会見以降は、この大規模接種会場のネット予約もほとんど受付できなくなった。

 冗談半分にワクチンの予約は、ジャニーズ系のチケット取るよりハードルが高いみたいな話がネットとかで出ていたがあながち嘘ともいいきれないような状況だ。今でもネット予約はすぐに一杯になる、電話がつながらないなどの声を多数SNSでみる。結局のところ計画性もなければ、こういう申し込み殺到等を想定したうえで、それを回避するような対応をあらかじめ一切考えていないということなんだろうと思う。

 そういうワクチン接種予約のハードルの高さから、はんば諦観のようなかたちでネガティブになっているのを、若者はワクチン接種に消極的と報道されている。それが実体なのではないかと思ったりもする。

 自分自身は前述したように大手町の大規模接種をネット予約してわりと早めに終わらせることができた。それも友人から割と簡単に予約できたという話を聞いていたから。自分の場合は6月の半ば65となるので5月中は受付はできなかったけれど、6月に入ってすぐくらいのところで一番直近での予約を入れることができた。

 8月に60となる妻の場合は、市町村での予約だったがこっちはけっこう難航した。もとよりかかりつけ医での接種を希望していたのだが、専用サイトはずっと工事中のまま。しかたなく市の予約専用電話にかけ続け、偶然的に繋がって予約ができた。自分も妻も基礎疾患ありということで割とスムーズに予約できたのかもしれないけど。

 ワクチンについては副反応や危険性についていろいろな意見があるのは知っている。ただし感染爆発が続いている中でも高齢者の罹患や死者が減少していることを考えると、一定の予防効果や罹患した場合の重症化リスクは回避できるのではないかと思っている。世界レベルで大規模な接種も行われている状況で、一定の効果が認められるなら、それは基本的に受けた方がいいというのが自分の考えだ。

 幸い自分も妻も副反応はほとんどなかった。自分は一週間程度注射を打った腕にそこそこの痛みがあっただけだったし。多分、重症化するような副反応が出るのはコンマいくつの確率、あるいは蓋然性の問題なのかもしれない。もし自分がそれにあたったら、残念だが運がなかったという風に思うだけだ。今だって、取り合えず新型コロナに感染しないのは蓋然的に運がよろしいということでしかないのだから。

 

 今回報道されたモデルナワクチンの異物混入についてはロット番号まで公表されている。こういうのって意外と重要かもしれない。

<混入が見つかったロット番号>

3004667(約57万回分)

<混入の可能性があるロット番号>

3004734(約52万回分)

3004956(約54万回分)

※接種済証で確認できる

 大手町の大規模接種会場で使用されているワクチンはモデルナ製である。自分が打ったワクチンのロット番号はというと。

6月接種 ロット番号:3002181

7月接種 ロット番号:3003657

 どうやらセーフのようだ。