ワクチン接種4回目

 ワクチン接種の4回目が終えてきた。

 1回目2021年6月13日

 2回目2021年7月17日

 3回目2022年2月21日

 4回目2022年7月31日

 これまではすべて大手町の自衛隊大規模接種会場だったのだが、今回は地元の保健センターで妻と一緒にうつことにした。いつもだと接種券が届くとすぐに予約サイトを見ながら予約入れるのだけど、今回はなんとなくあまり気乗りしない感じで、妻の接種券が届くのを待ってからに。

 まあ高齢で基礎疾患のある身としては、自分を守る手段としてはワクチン接種くらいしかないのだろうけど、なんとなくワクチンについてはマイナスイメージの意見も多い。一つには副反応の問題もある。そしてワクチン接種もオミクロン株にはあまり効かないみたいな話もある。しいていえば重症化リスクを下げるくらいとか。

 あからさまにワクチンは危険とかいう陰謀論めいた言説に耳をかたむけることはない。1~2回の接種についていえば、国民の8割以上がうっていることになる。そのなかで例えば1%に過度な副反応が出たとしたら、80万人くらいの人に被害がでるのだが、そういう大規模な医療事故みたいな話はないはず。まことしやかに重篤な被害を引き起こす副反応の話がSNSで出てくるが、多分眉唾とまでは言わないけどかなり怪しい。

 ゼロコンマ数%の確率でも被害にあってしまったらそれは100%の確率みたいなものだで、そういう方には同情するがだからといってワクチンがすべての人に害悪とはいえない。現に自分などはこれまでの3回の接種でもほとんど副反応らしき副反応はないのだから。

 妻の接種券が届いてから、少し寝かしていたのだが月曜日に市の予約窓口に電話するとすぐに繋がった。そして空き状況を確認すると週末にうてるという。それで日曜の午前に二人分の予約をした。このへんもどうも今までとは違う。それまでだと電話はなかなか繋がらない、予約は二~三週間先だったのだが。ましてや今はオミクロン株で感染拡大で全国の新規感染は20万台を続けている。けっこう身近でも感染者が出ているようで、妻の通うデイとかでもそんな話がある。仕事をしている友人の話でも、ちょこちょこ感染者が出ているとか。

 そういう状況でもワクチンがすぐにうてる。4回目の接種はせいぜい重症化リスクを軽減させるだけという言説がけっこうきいているのかもしれない。今、接種可能なのは高齢者、基礎疾患あり、もしくは医療従事者だったと思うけど、みんなもう危機意識が薄れているのかもしれない。

 10時半からの予約で5分前に会場に着いたつもりだったのだが、会場が締まっている。そこで市のサイトで確認すると、場所が違っていた。これまで3回、妻がうった場所に行ったのだが、そこは診療所で今回は保健センター。ナビで検索すると500メートルくらいと至近だったので、すぐに車で向かったので5分遅れくらいで会場に入れた。ちゃんと場所を確認しないとダメだなと思いつつも、3回同じ場所だったらから今回もという思い込みが強かったのだろうということだ。まあよくあることか。

 多分、世の中の流れからすると5回目はなさそうな雰囲気だ。少なくとも無償ではなくなるか。多分9月くらいには新型コロナの扱い現在の2類相当からインフルエンザと同じ5類になるようだ。そうなれば日々の感染者数なども補足されなくなるし、どの医院でも診察、治療が可能となる。そして希望する人はワクチン接種が有料でうつことができる。おそらくインフルエンザ並みで5千円あたりになるだろうか。

 しかしオミクロンは重症化しないといっても、今のように毎日20万人くらいの新規感染があると死者も三桁の数で推移し始めている。このままインフルエンザ並みにしていいのかどうか。そういえばコロナが流行る前にアメリカではインフルエンザの流行で数万人の死者が出ていたと聞く。自由診療の国アメリカでは、インフルエンザくらいでは医者にかからずにいることが多いとも。結局、医療保険に入っていない貧困層は治療を受けることもなく、悪化して死ぬ。そういうことになっているようだ。

 国民皆保険の日本ではなかなかそういうことはなさそうだが、相対的な貧困率は増加している。コロナがどのタイミングで収まるのか、あるいはまだしばらく続くのかどうか、それは神のみぞ知るところかもしれないが、2類から5類の流れの中で、感染者数は把握できなくなり、風邪だかインフルだかコロナだかで死ぬ高齢者が増えていくのかもしれない。まあ超高齢化社会だからそれも致し方ないのかもしれない。