コロナ・ワクチン他雑感

 7月31日にコロナ・ワクチンの4回目接種を終えて、かれこれ10日ちょっと経つ。いわゆる副反応的なものはというと、これまでで一番軽かったかもしれない。注射を打った左肩の痛みや腫れもこれまでに比べるとかなり少ないようで、最初の1日、2日痛みがあったが耐え難いというほどでもなく、1回目、2回目のときには寝返りもできなかったけど、そういうこともなかった。多分、4回目あたりにはほとんど気にもならなくなった。熱はというと、これまで一回か二回は37度くらいにはあがるのだが、今回はそれもなし。37度ジャストというのはあった。

 妻はというと、翌日朝に37度3分まであがって、デイサービスを休んだ。もっとも彼女の場合は、当日ないし翌日に37度台はこれまでもあった。本人曰く、「予約入れるのなら土曜にしてくれればよかった。そうすればデイ休まなくてすんだ」とのこと。いわれてみれば、これまで彼女のワクチン接種はだいたい土曜だったかもしれない。

 とはいえ熱が出たのはそのときだけで、あとはすぐに平熱に戻っている。痛みはどうかといえば、片麻痺で感覚のない左に打っているのでこれはわからない。念のため2~3日湿布を貼ってあげたけど、特段具合が悪くなるということもなかったようだ。

 我が家の場合はだいたいこのようにして4回目のワクチン接種もつつがなく終わった感じである。なので、世の中で騒がれているような副反応による様々な病変やら障害といった情報に接しても、正直なところ本当かなと思ったりもする。

 なんども思うし、多分ここでも書いたことがあるかと思うけど、ワクチンの副反応による問題が相当数あるかというと、これはもうパーセントの問題だと思う。1回目、2回目については多分総人口の8割くらいにはなっているはずだ。単純に8千万人としてその1%くらいに重大な副反応が出ていたら80万くらいになる。それはもう重大な医療事故ということになるのだが、さすがにそういう状況にはない。もっとも統計というか、パーセントの問題というのは、別の視点もあるとは思う。深刻な副反応が出た人にとっては100%の問題なのだから。

 とはいえ、とりあえず我が家的には4回目のワクチン接種もなにも問題はなく終わった感じだ。もっとも効果のほどはというと、これも報道による限りでは重症化リスクを抑える程度だという。妻も自分も高齢者のはしくれだし、二人とも軽度とはいえ糖尿病もある。なので罹患すれば重症化や死ぬ可能性も若い人よりは高い。出来ればここまで罹患せずに来ているのでなんとか逃げ切りたいとは思う。

 しかし感染拡大はとどまることを知らないみたいな状況だ。一日の感染者数は20万人以上が続いている。都内の感染者も3万人台、埼玉も1万3千人くらいを推移している。先日、お中元を贈ってきてくれた親戚の家に妻が電話すると、都内で3世代6人で暮らしている家で4人が罹患しているという。3階立ての家で感染者とそうでない者が隔離しあってなんとか過ごしているという。これだけ感染者が増えるということは、コロナは身近なところに迫っているということか。妻がお見舞いの言葉を述べたというが、こればかりはどうしようもない。

 4人の罹患者のうち2人は80代のおジイちゃん、おバアちゃんだという。高齢なだけに心配だ。4回目のワクチン接種が終わっていて、重症化されないことを願うばかりである。

 たまに数少ない友人と話をすることがある。まだ仕事をしている人が多いのだけど、けっこう職場でも出ているという話もきく。コロナ感染は本当に身近な問題になりつつあるようだ。

 ここまで感染が広がっているので、いつどこで罹患するかはわからない。でも、出来ることなら、ここまで罹らずに来たので逃げ切りたいと思ったりもする。でもこればっかりは確率よりも蓋然性の問題かもしれない。昔から、子どもが罹ったインフルエンザとか溶連菌とかに最後に罹るのが自分だったような気がする。インフルエンザのワクチンを打って、医師から二週間以内に罹らなければ大丈夫といわれて、二週間目に罹るようなタイプである。最後の最後に貧乏くじ引くみたいなことがまたあるか。

 うちは妻と自分の二人暮らしである。妻が罹っても自分が元気ならなんとかなるけど、もし自分が先に罹るとけっこう大変かもしれない。まあどんなに憂いてもこればかりは致し方ないか。

 世間ではとにかく感染が拡大中だ。その中で自分たち高齢の庶民に出来ることなんてたかが知れている。唯一できる予防措置がワクチン接種ということか。今回もワクチン接種で副反応はなかったし、今のところコロナにも感染していない。