雁坂トンネルを抜けて秩父方面へ

 昨日の話の続き。

 山梨県立美術館からの帰り、中央道から圏央道へという来た道を戻ろうかと思ったが、どうせ中央道は混んでいるのでとちょっとだけ思案した。コロナ禍とはいえけっこう人出はあっただろうし、行きも10時台と遅い時間でも小仏トンネルや談合坂付近はけっこう渋滞していた。

 そこで山道を通って帰ろうかと思った。ルートは国道411号線いわゆる大菩薩ラインを通って青梅に抜けるか、あるいは国道140号線雁坂トンネルを通り秩父に抜けるか。いずれの道も通ったことがある。山道とはいえけっこう整備された道路なのでさほど心配はない。甲府を抜けたあたりで時間は5時を少し回ったところである。どちらのルートを通ってもおそらく山に入る頃には暗くなる。

 そんなことを考えながら、ナビを入れずに標識だけを頼り国道411号線を走らせて山梨学院大学を少し行ったところで左に折れて140号線のバイパスに入った。この自動車専用道路は甲府山梨道路という名称で初めて走る道路。あとで調べると第一期区間が1994年から2006年に、第二期区間が2009年から2018年にかけて整備された。無料の自動車優先道路で空いていて快適に走ることができ、そのまま下道の140号線に合流。必然的に雁坂トンネルを抜けて秩父へ抜けるルートになった。

 夕刻迫る頃に秩父方面に向かう車もほとんどなく道路は快適そのもの。雁坂トンネルの手前の広瀬ダムで小休止する。

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 雁坂トンネルは6625mと一般国道のトンネルとしては東京湾アクアトンネルに次ぐ長さで、さすがにあっつう間ということはない。40キロの道をかなりオーバーして走らせても前の車との差はまったく縮まらず、後ろからの車は次第に近づいてくる。トンネル内の走行って、心理的にも早く出たいという意識が働くのかついスピードが出てしまうようにも思う。

 トンネルを抜けると相変わらず山道だがあたりはほとんど暗くなってきている。じょじょに前の車、後ろの車との差も縮まって団子状態になるのだが、みんな下りとなるとけっこうスピード出す。ワインディングロード大好きみたいな車が多いみたいで、ちょっとプレッシャーがかかる。

 そのまま秩父湖を過ぎ、三峯神社表参道鳥居の前を通りとずっと下ってきて無事に秩父市街へ。そこから国道299号に入り正丸トンネルを通り入間方面へ。この一本道は行楽車の最後尾についた感じで若干混んでいて一部渋滞区間もあったが基本は流れている。コロナのないGWであれば7時台だとけっこう大渋滞になるところだけど、まあそういうこともなく高麗の手前の久保で県道15号に入ってほぼ地元方面に。

 甲府市内を走っている時には9時くらいまでに帰れるだろうかと思ったりもしたが、なんなくクリア。帰宅後は、最近のドラマでは割とよく見ている『大豆田とわ子と三人の元夫』を録画してから簡単な夕飯を作って食べた。とりあえずあまり酷い渋滞もなかったのでストレスもさほど感じず、まあまあ軽快なドライブだったか。