ここのところどこで仕入れてきた知識か知らないが、カミさんがしきりに三峯神社に行きたいという。秩父駅からでも40キロくらいあるけっこうな山の中にある神社だ。以前、秩父湖に行ったときに行ってみようかと思ったのだが、ダム上の道が片道通行で大渋滞していたので断念したところだ。
コロナ禍で人手は少ないだろうということで昼過ぎくらいに出発してみた。しかし山の中の神社となると、車椅子押しては苦行になるだろうなと予想はしていたけど、案の定でした。
自宅付近からナビを入れるとだいたい2時間半くらいの道中で着くのは4時近くになる。そんな時間から車椅子押して見学とか時間大丈夫かと思ったのだが、神社自体は1時間もあれば参拝含めて見ることができる。
駐車場は数十台車が止まっていてけっこう観光客いる。駐車場から神社まではまず階段を登ってということになるのだが、一応スローブもあるにはある。でもこのスローブがかなり急で車椅子押してだとかなり辛い。押していて足吊るかと思ったくらい。
後で調べると駐車場の入り口で車椅子等を説明し許可書をもらうと本殿脇の駐車スペースを利用できるという情報もあるようだ。
まあこういうのはかなりハードルが高いみたいだし、きちんと説明もある訳でもない。以前、京都に行った時もいろいろ調べると清水寺もかなり上の方まで車で行くことが出来るのだけど、事前に連絡を入れるとかかなりやっかいなことクリアしていく必要があった。
で、境内はどうかというと、とにかくひんやりしている。海抜的には1000メートル以上の山の中だから当たり前といえば当たり前。このひんやり感がなにか神聖な空気感醸し出している。
まずは鳥居をくぐって参道を行くのだが、この鳥居が珍しい三ツ鳥居という三連になっている。
そして参道を200メートルくらい進む。勾配はゆるいけど砂利道なので車椅子押すのけっこうしんどい。途中、カミさんは自分から歩くというので短い距離は歩いてもらう。まあこういうのも運動だからね。



参道の先には左に下ると隋身門がある。ここは1691年に建立だとか。ここから一度階段で下ってからまた階段を登って本殿にというのが正規のコースのようだ。隋身門の方に向かいかけていると、親切なご婦人が「そこは階段とかあるから上の方を回ったほうが楽ですよ」と教えてくれる。お礼を言ってから隋身門まで行って写真撮影した。


三峯神社では神のつかい狼となっているので、狛犬の代わりに狼が鎮座している。


写真撮ってから引き返し、上の道を通るとご婦人のおっしゃるとおりで、比較的楽に本殿まで進むことができた。


本殿から下がったところには樹齢800余年という杉の大木がご神木として祀られている。その前に三回深呼吸してからお祈りごとをするのだというので、カミさんと二人で一応真似事的にお祈りを。いつもの家族の健康をお祈りした。