日曜のEテレ「クラシック音楽館」で2022年からN響の次期首席指揮者となるファビオ・ルイージの特集が組まれていて90年代のベートーヴェンの7番や最近のブラームスの4番などをやっていた。全体として軽やかな感じがしたのだが、ルイージはイタリア人で各地のオペラ歌劇場の常任指揮者を歴任しているという。ただしドイツロマン派のいわゆるベートーヴェンやブラームスも得意としているという。
4月11日(日)21:00 ~ ファビオ・ルイージ NHK Eテレ「クラシック音楽館」 | クラシック音楽事務所ジャパン・アーツクラシック音楽事務所ジャパン・アーツ
N響 次期首席指揮者発表!ファビオ・ルイージからのメッセージ - クラシック音楽館 - NHK
ブラームスの4番がけっこう気に入ったので在庫を確認したら、以前買った『GREAT RECORDINGS OF THE CENTURY』という31枚組のボックスセットの中にあるので聴き返してみることにした。
指揮はカルロ・マリア・ジュリーニ、シカゴ交響楽団で1969年の録音。ジュリーニもルイージと同じようにイタリア人だが、イタリアオペラよりもドイツ系のレパートリーを得意にしたという。なんとなくルイージと同じ匂いがするようで、演奏もこちらも軽やかだ。
ネットとかで調べるとブラームスの交響楽はフルトヴェングラーが一番みたいな記述をいくつか散見する。そこでAmazonで見てみるとこれがもういいのかというような価格で出ている。
Brahms: The Symphonies Concertos Ein Deutsches Requiem
- アーティスト:Wilhelm Furtwangler
- 発売日: 2018/08/10
- メディア: CD
6枚組で991円である。音源としてはかなり古く当然モノラルだが十分に聴ける。早速iTunesに取り込み、さらに手持ちのIpod classic3個に入れ、さらにネットワークオーディオに繋いであるHDDにも落としてほぼ1日聴いている。なんならウォーキングのお供にもきいている。ブラームスというと1番が有名だし、4番も割と良く聴かれているみたいだが、改めて聴いてみると3番とかもけっこう馴染む。
まあすべてにおいて半可通だし、クラシックはほとんど俄かに近い。2年前にベートーヴェンの交響楽全集のやっぱり安いやつを2セット買って、数ヶ月車の中とかでただひたすら聴いていた時期があった。バレンボイムとクリュイタンスだったけれど、なんか今回はしばらくこうやって日がな一日ブラームスというのが続きそうな予感がする。