みずほ銀行システム障害

 28日にみずほ銀行で大規模なシステム障害があり、ATMやネットバンキングでの利用ができなくなった。今回は特にATMにおいて通帳やカードが出てこないという最悪な被害が多数あったという。

カード戻らぬ被害、5200件超 みずほ銀ATM4300台停止:朝日新聞デジタル

 記事によるとATM全体の8割の4318台が停止、通帳やキャッシュカードが機械から出てこないという最悪のトラブルになった。しかし、金を下ろそうとして、あるいは通帳記帳しようとして、そのまま機械からカードや通帳がが出てこなくなる、利用者は焦ったと思う。日曜日ということもありコールセンターも繋がりにくく、カードや通帳が出てこない利用者としてはATMから離れるわけにはいかず、数時間もその場で待たされる例が多数あったという。

 みずほの大規模なシステム障害はこれで3回目となる。

みずほ銀行 - Wikipedia

 2002年4月、2011年3月、さらにシステムの以降のため2018年6月には3日間ATMが使えなくなるということもあった。ある意味、みずほのシステム障害は「またか」みたいな感じがある。その理由は第一勧業銀行、富士銀行、日本興行銀行の合併に伴うものといえるのかもしれない。本来なら多額な費用をかけても新たなシステムを構築すべきだったのかもしれないが、第一勧業のシステムをメインにして、他行のシステムをつぎはぎしたことによるのだといわれている。

 まあ自分はみずほの口座は一応あるけど、ほとんど利用していないのである意味関係ない、他人事ではあるのだけど、勤めていた会社のメイン行がみずほだったこと、その関係でかみずほファイナンスの株を売上規模からすれば、けっこうな額持っていたので、その動向には多少とも関心をもたざるを得なかった。実際のところ、一番上がったときの売却益は7〜800万は軽くする横向きフォークリフトを買えるくらいだったから、けっこう一喜一憂していたものだ。まあ基本的には定期預金代わりに配当の利率をみたいなことだったので、売るということはなかったけど。まあ逆に下がったときにはトホホみたいなことがあったけど。

 しかしもし自分がATMを利用していて、金も出ない、カードも通帳も戻らない、電話しても呼び出しだけで通話できない状況になったらどうだろう。暴れる訳にもいかず、諦念とともにただただ待ち続けるだろうか。ネット社会、システム社会にはこういう落とし穴があるということを念頭に置いておくべきかもしれない。

 2018年のATMが3日間使えなくなったときだったか、YouTubeにこんな茶化した動画がアップされた話題になった。なかなか良い出来だったのでよく覚えている。今回も一応貼っておこう。


【劇場版】みずほ銀行 〜ATM停止編〜 予告映像