免許更新

 5月に免許更新の手紙が来ていた。とはいえコロナの影響で免許センターも休んでいたので、近くの警察署で手続きするかと思っていたのだが、6月に入って自粛解除で免許センターも再開したということなので誕生日前に行くことにした。

 更新手続きなんで一人で行けばいいのだが、お出かけ好きのカミさんが当然のごとく「自分もついて行く」というので連れて行くことにする。多分、ここ何回かの更新ではほぼ毎回もれなくついてきて、その後で昼食か、あるいはどこかで買い物とかその手に連れて行くことになる。まあそういうものだ。

 鴻巣の免許センターに来るようになってどのくらいになるんだろう。そうやって思い返すと埼玉に越してきてから、かれこれ25年くらいの月日が流れている。ゴールド免許が5年になったのは確か2002年くらいだから、ほぼほぼ埼玉に越してきてすぐくらいということになる。そうすると鴻巣での免許の書換えは最低でも5回くらいしている。さらにいえばカミさんの更新のために付き合っているし、なんらな子どもの更新とかもある。それからすると片手以上両手未満くらいになる。なので行き方もだいたいわかるし17号線の周囲の景色も当然のごとく見覚えのあることばかりだ。こういうのが歳をとるということなんだろうなと思う。

 免許センターの風景はというと、密を避けるという名目で外で5人ずつだかに並ばせられて、6列ごとに入場することになる。最初にカミさんがトイレに行きたいというので、車椅子を押して館内に入り、カミさんをトイレまで連れて行った。そこで手続きが終わるまで待っててと言ってからまた外に出て並ぶことにする。

 30分近く外で順番を待ってから館内に入り、それからはいつもの手続きだけど前後にスペースを作りながら順番で並ぶ。最後の講習も机の片側は空席にしたまま。前回は居眠りして教官に肩をトントンされたけど今回はどうにかそういうこともなく終了。

 新しく発行された免許証をみると元号の前に西暦表示がある。これは小さな一歩かなと思う。次の更新は2025年、自分は69歳になる。そしてその次となると74歳、辛うじて後期高齢者の手前ということになるわけだ。その頃に運転をしてるのかどうか、それ以前に自分がこの世界い存在しているかどうかすら疑わしい。とはいえもし生きていれば、カミさんの面倒を観続けなくてはいけない。そうなると軽自動車とかでも使ってカミさんを連れて病院通いとかそういうことはあるのかもしれない。

 それにしても歳とったなあ〜という、ただただそれだけの実感。