西城秀樹死去

 Twitterのタイムラインにいきなり現れた訃報。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180517-00000098-spnannex-ent
 63歳、早すぎる死。2003年と2011年に脳梗塞を発症、2011年のそれは右半身に麻痺が残ったという。妻が同じ病気を発症したので、西城秀樹の動向というのはいつも注目していた。左脳をやられたため、発症当時には右半身の麻痺、言語や嚥下の障害が残ったという。本人のインタビューでよく映像が使われたものの中で、歌をうたう神経をやられた、なぜ神様はみたいな言葉があった。それでも懸命なリハビリにより、再びステージにたった。しかし2011年の再発後は出演機会もずいぶんと減ったようだ。
 70年代のアイドルやフォーク歌手を集めた同窓会コンサートでも一時期、彼がトリを務めて感動のステージみたいなキャッチコピーとともに地方を回っていたという。聞けばもう立って歌うのは難しく、椅子に座りながらの歌唱だったという。
 それでも脳梗塞をやった患者からすれば西城秀樹が頑張っている姿というのは、つらいリハビリや懸命に日常を取り戻そうとするためには、本当に励みになっていたと思う。長嶋茂雄西城秀樹は脳疾患とその後遺症に悩む患者にとっては希望だった。
 しかし、西城秀樹は逝ってしまった。二度の脳梗塞の発症、最後は急性心不全だったという。63歳、1955年生まれは自分より一つ上ということになる。ほぼ同世代、本当に早すぎる。新御三家の中ではもっともアグレッシブなパフォーマンスが身上であり、その熱唱は我々の世代の記憶にはずっと残り続けるはずだ。
 ご冥福を祈るという言葉以外何も浮かんでこない。