子どもの成人式

 子どもの成人式の着付けで練馬にある呉服屋へ行く。そこで晴れ着を着付けしてもらい、ヘアメイクや化粧も施してもらう。本来ならその後鶴ヶ島にUターンして成人式会場にという流れになるのだが、子どもは端から成人式に行かないと宣言していたので、そのまま都内の神社で初詣も含めお参りしようかということになる。とはいえ正月最初の休日、連休ということもあり、まだまだ初詣客で混んでいて、どこも車で行って止める場所はない。
 妻のリクエストで最初は明治神宮ということだったのだが、行ってみるととても車を止める場所などない。なので最近人気があるという九段の東京大神宮なるところへ行く。ここの場合、車を止めるならホテル・エドモンドというネット検索のご託宣により、行ってみるとホテルの駐車場はいっぱいで、近くの駐車場を案内される。その後、子どもがとにかくお腹が空いているというので、ホテルの中の寿司屋で家族三人お食事会。さすがホテル内なので一人4000円近くの豪華なランチ。まあ一生に一度の成人式のお食事会なのでこれはいたし方ないかと思う。
 食事の後、いよいよ東京大神宮へ行ってみると、ここはもうめちゃ混み状態で入場規制がされている。自分と子どもだけならともかく、車椅子のカミさん連れてとなると、さすがにこの混雑ではどうしようもなく、子どもも特にお参りには興味もないので、あっさり中止。いったいなんのための豪華ランチだったのか。
 仕方なく北の丸公園まで行き、そこの駐車場に止めて公園を散策。子どもの晴れ着姿をビデオにおさめながら散歩。子どものビデオを撮るなんて何年ぶりのことだろう。吹奏楽の演奏をビデオに撮るのは高校時代も定期演奏会とかでかかさずやっているが、本人だけを撮るなんていうのは小学校以来かもしれない。まあこれも成人式ならでは。次に子どもの姿をビデオに撮るのは多分、結婚式あたりだろうか。それはいったいいつになるのか。意外と早かったりすかもしれない。本当に子育てなんていうのは、あっという間の二十年であった訳なのだから。
 まあ子どもは放っておいても育つのだろうけど、この二十年、カミさんの病気とかいろいろあるにはあった訳で、それを思うとよくぞ育ったというところかもしれない。