担当者会議

 前日から電話連絡があったようなのだが、なかなか電話にでれなかったようで、朝、出掛けに包括支援センターから連絡がある。今日の今日、兄の介護保険サービスが決まり、週2回ヘルパーが来て生活援助を行うことが決まったという。ついては10時から担当者会議を行うので同席して欲しいという。さすがにいきなりだと仕事もあり、出席は難しいと返答する。とはいえようやく決まった話なので、これまでのこともあり自分の同席は必要かとも思い、会社に来て30分くらいで様々な業務連絡や前日の日報とかに目を通し、急遽兄の家に向かうことにする。
 10時少し過ぎに行くと、すでに包括支援センターの担当者と年配のヘルパー事業所の女性が兄と話をしていた。その後自分も加わってサービスの中身の説明を受け契約書を交わすことになる。兄は今、週三回火木土に透析治療を受けている。そのうちの火曜日と土曜日の夕方に1時間の生活援助を受け、料理の手伝いや掃除をメインにサービスを受けることになった。
 兄を今の家に住まわせることにした時、兄に健康管理、金銭管理、住居管理の三つをこれからの生活の目標にして欲しいと伝えた。部屋の壁にもそれを貼り付けた。しかしどこまでもルーズな生活の人だけに、健康管理はついに守られることなく、糖尿病も悪化し、腎臓も透析を受けるまでになってしまった。金銭管理もほとんど出来ない。さらに家についても掃除とかはほとんでしないため、台所はドロドロの状態になる、部屋中ゴキブリが俳諧するような状態で、1年もするとゴミ屋敷状態になる。1年に一度くらいに自分が集中して掃除をするようなことが続いてきている。今回も兄が入院している間に、部屋中を片付けた。そういうことがあるので、ヘルパーが週に2回来てくれるのは正直有難いことである。外部の人が入ることで、兄の住環境も改善されるのではと思っている。年齢や病気もこともあり、これまで以上に住居の維持など覚束なくなることは目に見えている。介護保険を利用して少しでも改善されればいいと思う。
 繰り返しになるが10月の末に倒れて以後、駆け足でいろいろと手続きをとってきて、なんとかここまで来た。うまいこと好転してくれればいいと思う。