ケアマネが決まる

 1月に兄の介護保険の再認定のため介護調査をした。

兄の介護認定調査 - トムジィの日常雑記

 その結果、これまで要支援1だったのが要介護1になった。

 要支援の時は地域包括支援センターにケアマネを行ってもらっていたが、介護度がつくと個別の事業所と契約を結んでケアマネを頼まなくてはならない。その事業所を包括支援センターに探してもらい、今日その打ち合わせと契約を行うことになった。

 4時に兄の家でアポをとってもらったので、会社を早退して出かけた。家に着くとすでに包括支援センターの担当者と新しいケアマネが家に来ていた。最初に自己紹介をしてから、ケアマネがどんなサービスを受けたいかの聞き取り調査を行う。聞き取りは手慣れたもので、それに対して兄はというと、どうでもいいような風であまり希望とかも言わない。そこでしょうがなく、自分がいろいろと話をすることにする。

 兄は火、木、土と週3回透析を受けている。その後、けっこう疲れるというので、その後で4時過ぎから週2回ヘルパーさんに入ってもらうことにする。それまで週1回だったのでこれを増やし、掃除を中心にやってもらことにする。買い物や料理は兄にとってはある種生きがいみたいなところもあるので、そのへんはあまりやってもらうことはないだろうという判断だ。

 サービス的には週4回各1時間程度は受けられるというので、まだ余裕がある。そこで週1回デイサービスは受けられるかと聞いてみると可能だという。そこで週1回、デイサービスで風呂に入れてもらい、食事を提供してもらうのを受けることを兄に勧める。勝手気ままに生きてきた兄にとってはあんまり有難いサービスではないようだが、嫌ならやめればいいのだからとサービスを受けることにさせる。

 今は自宅で過ごしているが、これまでにも家で倒れたことが何回かあり、その都度透析に来ないという病院からの連絡で自分が家に行き、そこで救急を呼んだことが何度かあった。年齢的にはまだ70になったばかりだが、透析、糖尿、高血圧とある意味成人病のオンパレードである。いずれは独居では生活を維持できなくなる。実際、少しずつだが老人ホームやサービス付き高齢者住宅なんかを探し始めている。そういう意味では、少しずつそういう施設に慣れていく必要もあるのではないかと思っている。

 さらにいえば、独居で人と触れ合うのは病院への通院時だけという日常だ。施設で他の人と話をしたりするのもいいのではと思う部分もある。

 なので、週1回のデイサービスもいれることにした。ケアマネは「温泉入浴ができる施設もありますよ。温泉とかお好きですか」と兄に話した。暮に兄が入院したときに診察券とかを探すため兄の財布の中を見てみると、だいぶ前に期限の切れたスーパー銭湯の会員券が何枚か出てきた。いっときはけっこう楽しみにしていたようだ。

 うまいこと、デイケアとかの利用を好きになってくれればみたいに思ったりもする。いずれは老人介護施設に入ってもらうことはまちがいないのだから。

 一通り、受けるべきサービスの概要をまとめたうえで、最後に契約書や重要事項説明書とかに自分がサインをした。住所と名前を何箇所も記入する。そのうえで、ヘルパーの事業所とかが決まったら、改めて面通しをして簡単な担当者会議をすることになる。

 ケアマネが帰ってからは兄になにか必要なものはないかを聞き、特にないということなので自分も早々に帰ることにした。帰りがけに昨年の台風で壊れた風呂の窓の修理が決まったこと兄に説明した。そう工事には18万もかかるのだが、これはもう致し方ないものと思っている。工事の日程が決まったらまた連絡するとして部屋を後にした。