Do You Remember Me

 Youtubeを見ていて例の数珠つなぎでこんなに遠くまできたという見本。
 「Do You Remember Me」はキタキマユが歌っていたポップソングなんだが、確か「カバチタレ」という司法書士を主人公にしたテレビドラマの主題曲だった。この「カバチタレ」、もともとは青木雄二のえげつない金にまつわるコミックが原作なのだが、主人公を女性二人に変え、それを当時人気抜群だった常盤貴子深津絵里にやらせるという意外なドラマで、けっこう嵌って見ていた。その主題曲というかエンディングがなんとも懐かしいイエイエ風で印象的に覚えていた。

ドゥー・ユー・リメンバー・ミー 0001
 そしてキタキマユの曲をフルコーラスで。この人もこれ一曲でいつの間にかいなくなってしまった感があるな。ウィキペディアとかでみるとミュージカルや舞台を中心に活躍しているという。まあオフィシャルサイトもあるので、それなりのポジションをきちんと作り上げているのだろうね。
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 さらにいえばこの「Do You Remember Me」、もともと加藤和彦作曲、安井かずみ作詞による作品だとは調べて知った。なるほどこのハイセンスな曲調は加藤和彦だからかと妙に納得。さらにさらにいうと、この曲はアイドル時代抜群の人気があった岡崎友紀のために書き下ろされた曲だったのだとか。そう思って聴くと、この曲は加藤和彦がイエイエサウンド(そんなものがあるとすればだけど)をうまく取り入れたポッぷソングなのだなと改めて思ったりもする。
 それじゃイエイエサウンドって何かというと、まあ普通に考えれば一つには60年代のフレンチ・ポップスあたりが源流だとは思う。そうシルヴィー・バルタンとかあのへんだな。「アイドルを探せ」とか「あなたのとりこ」とかまさしくあのへんのサウンドと、シルヴィーのルックスとが一つのイメージの総体になっているような感じのあのへんだ。
 さらにいえば60年代のアメリカンポップス、ロジャー・ニコルズ、ポール・ウィリアムス、あるいはバカラックとかのある時期ののサウンドとかもそんな感覚があったりする。基本となるのはお気楽なアイドルソングだ。このへんはのちに日本でもピチカート・ファイブなんかが取り入れたコンセプトにも似てたりする。ようはソフト・ロックとして収斂されるようなものの源流みたいなものだ。可愛らしさ、カッコ良さ、センスの良さ、ソフィスティケートされた都会的、とどめに悲壮性を排除したお気楽さ、ちょっぴりセンチメンタルさ。なんだか自分で書いてみて訳がわからなくなってきた、アハハ。
 という訳で(どこがじゃ)Youtubeをググってみると、少しとうが経ってからの岡崎友紀による曲もあったりする。思えば岡崎友紀は自分にとっては最も初期のアイドルの一人。南沙織以前のアイドルとして思いつくのは正直、ジャネット・リンと岡崎友紀ぐらいなのではある。まあどうでもいいことだが。そんな懐かしさもあってこの「Do You Remember Me」をしみじみ聴いている。そしてこんな風につぶやいてみる。
「ずっと忘れないよ」