http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120421-00000004-rbb-ent
ザ・バンドのドラマーにしてリード・ヴォーカル。あの艶のある名調子の歌声を二度と聴くこともできない。
ウィキペディアの記述によれば、「ザ・バンド解散後、ヘルムは、ドクター・ジョン、ポール・バターフィールド、スティーヴ・クロッパー、ドナルド・ダック・ダンらとRCOオール・スターズを結成し、ソロ活動をするようになった。」のだとか。
たぶんその延長線上なんだろうか、そういえばリンゴ・スター＆ヒズ・オール・スター・バンドにも参加していたっけ。私が彼を実際に観たのはたぶんそれが最初で最後だったのかな。往年の名曲「ザ・ウェイト」とかをいい調子で歌っていたっけね。私が観たのは1989年武道館だったからおそらく初期のメンバーということになるのだろうが、あのメンバーはまさしくザ・バンドの「ラスト・ワルツ」のそれに重なるような感じだったかな。ロビー・ロバートソン抜きのザ・バンドにE・ストリート・バンドのクレランス・クレモンズとニルス・ロフグリンが加わり、そこにイーグルスのジョー・ウォルシュがいてみたいな感じだったかな。
これもまた懐かしき20世紀末期のひとコマということになるのだろう。リヴォン・ヘルムはまた俳優としても活躍していたんだっけ。「シューター、極大射程」の中で、銃に関する生字引の怪しげなオッサンを演じていたっけ。後からリヴォン・ヘルムと知って、ずいぶんと老いたもんだなとしみじみ思ったもんだ。71歳、癌の闘病の果ての死だという。冥福を祈ります。
