塾の進学説明会に行く

娘の行っている塾の進学説明会に行く。1時半から、途中1時間休憩があったとはいえ6時半までびっちり。正直疲れた。途中でtwitterにこんな愚痴が、文字通り愚痴である。

娘の塾の進学説明会で大宮にいる。第一部が13時半から。これから第二部、もう疲れた。早く帰りたいです。

一部では一流私立や難関県立高とかに合格した一年先輩組のパネル・ディスカッションがあった。早稲田や慶応、御茶ノ水女子とかに受かった賢い子等の話は、やっぱりこういう子たちだから受かるんだろうねと思わせる部分もあり。普段の勉強時間を聞かれて、ウィークデイで6時間、土日は12〜14時間とか。まあとにかく努力と意思の力なんだろうね。
実際のところ、受験勉強というのは別に東大とかを別にすれば、確実に質より量、圧倒的に量によるところが大きいだろう。とにかく人よりも多く、何度も反復してお勉強した子たちが成功するんでしょう。
甘ちゃんで、言い訳ばかりで家庭学習などほとんどしないうちの娘さんがこういう賢い子等の話に何を思ったのだろうか。まあそれなりにモチベーションあがってくればいいのだけど。
だけどね、受験勉強していい学校に行くのは目的でもゴールでもなくて、本当は単に将来の可能性が少しだけ広がるということに過ぎないということもいずれは分かることになるんだけどね。
私なんぞは中学時代ほとんど勉強しなかったし、その結果としてヤンキーの馬鹿とただの馬鹿の二通りしかいない五流高校しかいけなかった。そこに行ってから慌てて少し勉強とかを始めたけれど、結果としては三流大学しか入れなかった。就職する頃は不景気で就職難だったから、とにかく勤め先見つけられればいいくらいの考えだった。それで本がいちおう好きだったから、本屋さんに入って、その後は本の業界を流れ流れて今にいたるみたいな感じである。
そういう意味じゃ偉そうなこと何も言える身分じゃないけど、まあしいていえばとにかくお仕事の世界はあんまり学歴と関係ないかなと思う。まあ経験則でいえば、一流大学出ていてもつかえない奴もいればそうじゃない奴もいるくらいのところである。
もちろん有名大学でて一流企業入るということで優先的なレベルでお仕事する人たちも沢山いるけど、その中でも栄枯盛衰みたいなものもある。一流企業だったのに左前になって、それこそ倒産だの、吸収合併されてリストラだのと酷い有様になった方々もいる。
ここ5年くらい採用面接とかやっていて、特に中高年の嘱託とかの募集のときには、そこそこに学歴、職歴もあるのに、やっぱりリストラされてみたいな方も沢山見てきた。同僚と話をすると、それこそなんか会社に正社員としているだけで「俺たち勝ち組」みたいな自虐的冗談とばすこともあったりする。
今回の若手の採用面接とかやっていても、新卒組で就職決まってなくてみたいな方々を何人も見た。その中には娘が行きたい高校を出て、そこそこの国立大学出ている子だっていたりもする。もはやいい高校、いい大学出ても、それだけじゃ駄目というくらい就職の入り口のハードルは上がりっぱなしなのである。
だからこそ子どもには、受験があくまで良い人生を送るための一つの関門でしかないということを分かって欲しいとも思う。まあそれ以前にとにかく少しでも勉強してほしいとしか願っていないというのが率直な気持ちだったりもするのだけど。