産業まつり

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埼玉に越してきて役所の広報とかを見ると、ときどきこういう催し物の案内が入っていたりする。やれ文化祭だの体育祭だのと。そういうのを見るにつけ、つくづく田舎よの〜と思いつつも、いったいどこぞの誰がこういうのに参加するのだろうと思っていた。
しかし文化祭とか体育祭というのはなんとなくイメージできることはできる。でも産業まつりって、なんだろう。おそらく地場産業みたいな形で市内の企業とかがなんか見本市みたいなことをするのだろうか。そういえば以前住んだ大井町(ふじみ野の前身)の役場を最初に訪れたときに、待合室にショーウィンドウがあり、そこに町内にある企業の作った製品が飾ってあった。ようするにこういうノリなんだろう。
その産業まつりというのを見に行くことになった。なぜって、娘のクラブが出演することになったから。吹奏楽部として何曲か演奏するのだという。時間は午前中の10時から11時までという。いくつもりなどまったくなかったのだが、例によって妻が行きたい、行きたいというので、ほとんどしかたなくである。
産業まつりは午前中だというのに、かなりの人手である。運動公演が会場なのだが、車ででかけても近くにとめる場所もない。なんでも車は市役所の駐車場にとめて、そこからシャトルバスで会場に向かうのだという。ほとんど演奏する時間に近づいていたので、帰ろうと妻に言ったのだが、聞き入れない。そこで比較的近くにあるカインズ・ホームの駐車場にとめてそこから車椅子を押して出かけることにする。カインズ・ホームのみなさんごめんなさい。もちろん後で買い物しますから。
会場では出店が沢山出ている。もちろん地元企業の出展もそこそこになる。ハウスメーカーとか、リフォーム屋さんとかも。後は各地の名物とかの出店とかも。なんかさながらB級グルメ的な感じも。そして人手もそこそこ。本当に鶴ヶ島市民って、お暇なのって思うくらいだし、ひょっとして市民全員参加の行事って思うくらいである。やっぱり田舎よの〜と改めて思う。
さらにいい加減な感想として、けっこうというかなんというか、年寄りと子どもが多い。そういう土地柄なんだろうか。
娘たちの演奏は途中から聴く。まあいつもの、どこにでもある普通の中学校の普通の吹奏楽の演奏である。可もなく不可もなく。最近のレパートリーらしく、「TAKE THE A TRAIN」とかも演奏する。なんつうか、譜面通りにやってますみたいな感じで、スイングしていない。まあ仕方ないか、中学生だしとも思う。
演奏が終了するとこちらも出店のほうを少しだけうろうろする。DVDの安売りをやっている。パブリック・ドメインの500円DVDが100円でワゴンセールになっている。書店とかでよく売っていた例のコスミック出版とかマックスターのものだ。あれの出始めには随分買ったものだが、最近では500円では食指も動かない。しかし100円となればまた違う。妻が早く行こうというのに、ずっとワゴンの前から動けない私である。
気がつけば4〜5本手にしながら、あれも欲しい、これも欲しいとスーパーのお菓子売り場の前で立ち往生する5歳児状態である。結局購入したのはこの5本。

・「雲流るるままに」
 1946年製作、ジェローム・カーンの伝記映画。ヴィンセント・ミネリ、リチャード・ウォーフの共同監督。ジュディ・ガーランDノ、ジューン・アリソン、リナ・ホーンフランク・シナトラ等豪華スターが多数ゲスト出演している。これまだ一度も観ていない作品。
・「哀愁」
 ローバート・テイラー、ヴィヴィアン・リーという世紀の美男美女によるメロ・ドラマの古典。この映画のヴィヴィアン・リーは一番きれいだと思っている。
・「巴里の屋根の下」
 ルネ・クレールの人情劇として知られている作品。以前から評判は聞いていたのだけど、これも一度も観ていない。
・「巨星ジーグフェルド」
 アメリカのショービジネスの巨人フローレンツ・ジーグフェルドの伝記映画。この映画も観ていないのだが、「ザッツ・エンターテイメント」でのあの豪華絢爛なレビュー・シーンのせいか、何度も観ているような錯覚に陥る映画だ。
・「ブロードウェイ・メロディ」
 MGMミュージカルはここから始まったという伝説の映画である。これも実は観ていない。でもやっぱり「ザッツ・エンターテイメント」の影響か有名なシーンはみんな見覚えあるという作品。

しかしただでさえ時間がないのに、このDVDを観る時間があるか。老後の愉しみ、いやいやもうすでに2〜3回余生を楽しめるくらい溜め込んでいる状態である。