OKC

OKCといっても世間の人にはなんのことやらわかるまい。
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出版取次業界3位の大阪屋と栗田が共同で物流倉庫を立ち上げ、いよいよそこでの受品業務が来週から始まるという、まあこの業界にいないとなんのこっちゃというところだろう。この件は以前にも触れたことがある。
大阪屋・栗田出版業務提携 - トムジィの日常雑記
ようはこの提携話が2年をかけて実現したということなんでしょう。まあ2社の提携については、今後も様子見ということになるのだろうが、2年前の感想はだいたい予想通りだったかなとも思う。まあ業界人ならあらかた同じような見方をしているのだろうけど。
2年をへて大阪屋と栗田の売上格差はさらに広がったように思う。アマゾンを含めたネット書店の拡大とそれに対応してきているのが大阪屋であるから。そして業界地図も2年前からある部分だいぶん変化しつつある。ジュンク堂丸善文教堂、TRC。ブックオフがそれぞれ大日本印刷の傘下で系列企業となってしまったという、ある意味の激変もあったわけだし。
今、ジュンク堂丸善は大日本の潤沢な資金(があるのかどうか?)もあってか、あちこちで出店ラッシュを続けている。ダブルブランドで渋谷、広島に、単店で高崎のリニューアル、郡山、吉祥寺などなど。さらに大阪に2000坪強の新店舗もと聞く。
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この大部分の店舗の主帳合が大阪屋になるわけなので、とりあえずみかけの売上は拡大傾向にさらに拍車をかけることになる。そうなると今度の新しい物流倉庫もうまいこといってくれないと、ある種業界的にも困る部分もあるにはあるだろうとも思う。
なんでこんな話をするかというと、本日は都内でOKCへの出荷の件の最終打ち合わせみたいなことしてたりしたから。今月は都内に出るのが2回目。ふだんあまり着ないスーツで1時間半以上かけてド田舎から街中に出るのは大変疲れるのである。おまけにその打ち合わせが30分くらいで終わるとなるとなおさら。移動3時間で正味30分のお仕事、トホホである。