中学に入って

娘が中学に入って、我が家の生活に変化はあったか?多少はね。それと大きくなったのだから、その分、手がかからなくなったのではないか、親的には楽になったかというと、実は逆というか、さらに手間がかかるようにもなった。
まず困っていること、その1。制服になったので毎日ブラウスを着ていく。となると毎日洗わなくてはならない。いちおう月〜金まで着てもいいように最低5着は用意したけど。まあ衣服を洗うのは小学校の時の普段着でも一緒は一緒だが、ブラウスとなると、そうアイロン掛けしなくちゃならないでしょう。いくら形態安定だといってもね、干す時にそれほどビシ、バシみたいにしないで干すから駄目なんだよね。そんなわけで週に1〜2回アイロンタイムが出来てしまった。これってけっこう誤算だな。
思えば自分が学生時代の頃はどうだったのだろう、母のいない家庭で家事は祖母にやってもらっていたけど、祖母がアイロンとかを掛けてくれたという記憶がほとんどない。となると自分でやっていたか、しわくちゃワイシャツで通っていたか。近所のクリーニング屋が御用聞きできていたから、ひょっとすると毎回クリーニングに出していたかもしれない。
娘だから、中学1年はしょうがないにしろ、中2となり、中3となり、高校生になるくらいになったら、自分の着るブラウスにアイロン掛けくらいは自分でするようになって欲しいものだとは思う。とはいえ甘やかして育ててきたから、なかなか修正はきかないだろうな。
昨日の夜も娘のブラウス3〜4枚にアイロン掛けていて、なんかしみじみとこういうのが続くのかと思ったもんだ。齢五十路をとっくに過ぎて、夜半過ぎに一人でアイロン掛け、悲哀を込めた歌の一つでもでききそうだが、そんな余裕もなし。とにかくなんか悲しい。
誤算その2。娘は小学校に引き続き塾に通わせているのだが、中学生になると部活で帰宅するのが6時頃になる。そのため塾の授業の時間が小学校の頃とは大きく変わり遅い時間帯になる。ようは夕食食べてからみたいなことなんだろう、授業は7時過ぎからとなる。1コマだと8時から8時半くらいまで。これが2コマとなると授業の終了が9時半過ぎになる。さすがにその時間だと一人で帰ってくるには遅すぎるから親がお迎えということになる。
なんだよ子どものお迎えって、保育園や学童が終わって卒業したはずだったのにという感じである。なんで中学になってこれが復活するのか、しんどいことである。これが3年間ずっと続くのかと思うと、まさにやれやれという気分だ。とはいえ塾にでも入れておかないと、まともに勉強しない子どもである。とりあえず大学まで行かせたいし、そうなるとまあまあ普通というかそこそこの高校に行かせなくてはならない。そのためには勉強でドロップアウトすることなく3年間を過ごさせなくてはならないのである。
しかし毎週1〜2回、それも3年間、子どものお迎えが続くことを思うとなんとも暗雲垂れ込める心象風景である。