引き続き第1日目

http://disneyparks.disney.go.com/dpj/ja_JP/index?name=DisneylandMustSeesAttractionPage
カルフォルニア・アドベンチャーでは一応人気があるというアトラクションを下調べしておいた。まずは最初にソアリン・オーバー・カルフォルニアへ行ってみるとここはさすがに30分待ちという表示。思わず最初のファストパスをとる。それからやはりファストパス対象のグリズリー・リバーランへ行ってみる。これは大きなタイヤみたいな円形の乗り物で急流を下るアトラクション。たしか八景島シーパラダイスでも同じようなものを見たことがある。なんでも半端じゃなく濡れるという。待ち時間を見ると15分くらいの表示。娘とカミさんにどうすると聞くと、二人とも乗りたい乗りたいという。ここも身障者はこっちいう風に出口の方に表示してある。行ってみるとすでに利用中の空いている車椅子が2台、さらに待っている車椅子利用者が1組。すぐに我々の後にも車椅子組が並んだ。障害があっても普通に楽しもうという意欲満々なんだろうなと普通に思う。まあうちのそのうちの一組なんだろうけど。
いよいよ我々の番になってキャストに案内されて待機しているとちょうど案内のキャストが交代して、新しいキャストは我々をこれから乗るのではなく、今乗り終えた組と勘違いしてしまったようで、早く出口の方へ行けみたいな案内をする。すると我々の後で待っていた車椅子の太ったおねえさんが、すぐに「ちょっと、この人たちはまだ乗っていないよ」みたいなことを言ってくれた。するとキャスト悪びれることなく、それじゃそのままここで待ってみたいに手振りする。我々はというとなすがままみたいな感じ。体の障害よりも言葉の障害のほうが重篤であることを痛感する。
その後すぐに乗り物に乗って出発。グルグル回るは水はあちこちからかかるは、しかも気を許すと橋とかをくぐるときに上からも水がかかる。最後にはお決まりの落下とかもあり、私も妻も娘もけっこう半端じゃなく濡れた。これはたぶんスプラッシュ・マウンテンUSJジュラシック・パークなんかよりもはるかに濡れ度が高い。
その後はもうソアリンのファストパスの指定時間に近くなっていたのですぐに向かう。このソアリン・オーバー・カルフォルニアというのはハングライダー風のライドに乗ってスクリーンに映し出されたカルフォルニアの空を擬似遊覧飛行するというもの。一番近いのはUSJのバック・トウ・ザ・フューチャーあたりだろうか。
椅子に腰掛けシートベルトを締めると椅子はつり上がって完全に足が浮くようになる。問題はというと階段式で何段にも椅子席があるので、上階の人のぶらぶらさせた足が視界の上のほうに見えることくらいかな。でも景色というか映像は美しく、実際に遊覧飛行をしているような気持ちになる。サンフランシスコのゴールデン・ブリッジや海の上、あるいは雪山、ロサンゼルスの街並み、最後にはディズニーランドの花火の上がる空まで縦横無尽に飛び回る。けっこう面白いアトラクションだと感心した。ユーチューブにはディズニーランドのアトラクションの動画が多数アップしていたりもする。ググるとすぐに見つかる。まあこんな感じである。

次に向かったのはハリウッド・ピクチャーズ・バックロットというコーナー。映画スタジオが軒をつらねるようなセッティングで、なんとなくUJSに似たような作りだ。ここではまず最初に娘だけがタワー・オブ・テラーファストパスをとる。私とカミさんはシーのそれで懲りているのでパスする。ファストパスはほぼ1時間後くらい。少しぶらぶらするとかなりの列を作っているアトラクションがあるので近くに行くとアラジンのショー。これも面白いと評判なので列に並ぼうとするとキャストが寄ってきて、「お前ら見るのか、それならこっちへ来い」と案内してくれる。またしても行列を傍らを大幅にショートカットしてすぐに入場できた。もっとも場内は半端じゃなく大きなシアターになっているので外で待っている人たちと基本同じ回のショーを観ることには変わりはないのだけど。
このアラジンのショー、正式には「Disney's Aladdin - A Musical Spectacular」という。まんまあの映画のストーリーをまとめたミュージカルなのだが、これが凄い。本格的なミュージカルで、歌ありダンスあり、ワイヤーアクションありのエンターテイメント。さらにふんだんにギャグがちりばめられている。観客との掛け合いみたいなところもあり、言葉がわかればもっと面白いのだろうとも思ったが、わからなくても十分楽しめる。
唯一理解できたギャグはジニーがアラジンから自由にしてもらうとすぐに、それじゃこれからディズニーランド・パークでニモ見に行ってくると行って舞台のそでに下がる。客席大爆笑だったけどなんとか聞き取れた。
ミュージカルは昔ブロードウェイで「美女と野獣」を1回観たきりのつたない経験だけど、それと遜色ない、あるいはそれ以上に楽しめる内容だと思った。やっぱりショービジネスの国アメリカである。遊園地のアトラクション・ショーもあなどれないなと思った。これもユーチューブにダイジェストがアップしているのでとりあえず貼ってみる。

さらに言えば、普通この手のショーはだいたい20分からせいぜい30分程度のはずなのだが、このショーは45分以上、ほとんど1時間近くやっていた。そのせいか、娘はとっていたタワー・オブ・テラーファストパスに大幅に遅れた。アラジン終了してから駄目もとで行ってみる。ほぼ20分近く遅れている。入り口のキャストにカタコトで「ソーリー、トー・レイト」みたいなことを言って、ファストパスを見せると、すぐに入ってと顔を奥に向けるので娘に行ってこいという。なんだか知らないがこの絶叫系アトラクションが前回シーで乗って以降大好きになっている娘だ。一人でも全然大丈夫なんだからすごいね。私は二度と乗りたくないのだけど。

 その後も園内をぶらぶらあっちへ行ったり、こっちへ来たり。ディズニーランド・パークは土日は夜の12時までやっているのだが、カルフォニア・アドベンチャーは8時で閉まるということだったので、最後に遊園地系のアトラクションが集まったパラダイス・ピアの方に行ってみる。例の絶叫系のコースターやあんまり例のない絶叫系の観覧車があるところだ。しかしパラダイス・ピア、天国の桟橋っていうのはなんとも絶妙なネーミングだなと思う。
だんだんと薄暗くなってくるとライティングや電飾で周囲がキラキラし始める。観覧車の前に行くとあまり列もなさそうなのだが、案内は45分待ちとなっている。ほぼ閉園と同じ時間か少しオーバーすることになる。この後の予定ではディズニーランド・パークに戻って、最も人気のあるというショー、ファンタズミックを観るつもりだったので観覧車は断念。出口に向かうことにした。