神奈川区役所〜戸籍謄本

虎ノ門パストラルで一泊した翌12日はチェックイン後すぐに横浜に向けて出発する。本籍のある神奈川区役所に戸籍謄本をとりに行ったのだ。横浜に戸籍を残しているのは必要な時にすぐに取りにいけないので大変不便だ。ふだんなら会社休みをとっていかなくてはいけない。そうでないとこうやってお盆休みとかを活用もしなくてはいけないのだから。
いっそのこと埼玉に移してしまおうかとも思う。実際、横浜には何一つ不動産とかもないし、親はとっくに他界しているし、親戚とかもちりじり。唯一の近親者である兄とももう3年くらいあっていないか。
もはや埼玉にすべての生活基盤がある。仕事、家庭、その他もろもろ。なのに戸籍を移せない。なんでなんだろうね。どこかでもう一度横浜に戻りたいと思っているところもあるのかな。妻は軽く言う。「もしお父さんが戻りたいなら、老後は横浜でもいいよ」
そんなに簡単なものではない。それはわかってはいる。でも定年を向かえ、リタイアしたら。娘も独り立ちして、それでも幾ばくかの小金が残っていたら、横浜で細々妻と二人で生きていくなんていうのもいいかな〜などと夢想することもあるにはある。夢想、文字通り夢なんだけどね。そんな余裕も小金もたぶんありえない。だいたいにおいて、横浜なんぞはもはや観光で訪れるような場所なんだから。だいいち本籍のある神奈川区にしろ、生まれた中区とかにしろ、横浜は坂がけっこう多いし、だいいち不動産がね、買うにしろ、借りるにしろ高すぎるだろう。貧乏な年寄りが住むには敷居も高いだろう。
まあいいやしばらく、折に触れ、ようは戸籍謄本が必要になるときにいつもこの手の煩悶続けていくのだろうから。でもやっぱり埼玉に戸籍を移すときがいつか来るんだろうなとも思うよ。
神奈川区役所での手続きは割りと早くに終わった。いつものように駐車場に入るまでにけっこう待たされるのだが、今回も障害者用の駐車スペースが空いていたのでそこそこスムーズだった。
役所の手続きが終了してからは少しだけ車でご近所をうろうろ。六角橋から片倉町方面に向かい、途中すき屋で遅めの朝食、いややや早めの昼食を食べる。それから三ツ沢で高速に乗りアクアラインで房総へ。そう港区で一泊の後はなぜか房総に二泊することにしていたから。こっちは出版健保の季節の契約施設。とにかく暑い夏、家にいて過ごせば家事に追われて終了しちゃうので、とにかくおさんどんからフリーになりたくて、そして妻のお出かけ病の欲求を満たすべく一家であっちへフラフラ、こっちへフラフラを続けていたのである。