冗長化?

冗長化 - Wikipedia
先月、本社とのネットワークのためのルーターを新しくした。それまでの旧式ルーターを一挙に新式2台導入した。1台はバックアップで、ようはルータに不具合があった場合に自動でバックアップ機に切り替わるのだとか。
さらに詳しく説明すると16秒間に一度不具合がないかをチェックし、もし障害があった場合にバックアップ機に切り替えるのだという。さらにそれを本社側とこちらでそれぞれ行うので、8秒間に一度チェックが入るのだという。もう何がなにやらチンプンカンプンの世界なのである。
そのへんをシステム屋が持ってきた「ご提案書」の表題から引用すると、「冗長型ネットワークによるネットワーク監視システム」とかなんとか。もはや了解不能な世界なのである。だいたいにおいて冗長という言葉自体がすでに意味不明である。冗長という言葉自体はというと基本的にはこういうような意味である。

[名・形動]文章・話などが、むだが多くて長いこと。また、そのさま。「話が―に流れる」「―な論文」

これはわかる。それがコンピュータ用語に転用されたとたんに意味不明になる。Redundancyの直訳らしいのだが、あんまり頭の良くない訳だとは思わないか。ちっとも意味がつかめない。ようはデータを転送する時に無駄に使われている部分のことなのである。この無駄な部分を活用してバックアップを行う、そういうような意味あいで冗長型ネットワークうんぬんということになるのだろう。でも、「正直伝わらない」という感じだ。
そういえばDVD焼くのに失敗したときによく表示されるメッセージである「冗長巡回型エラー」とかいうのも結局いまだに理解できない。なんのことはない。DVDの皿自体の傷とかで読み取り不能の場合もあれば、ガチガチなプロテクトで読み込めない場合とかも、とりあえずまとめて「冗長巡回型エラー」だったりもするからなのである。
とりあえずまあそういうことで、何がそうなのかはおいといて、ルーターが新しくなり、2台になり、障害時に自動でバックアップされるらしいのである。なのだが、新しく導入された途端やたら各端末での処理が遅くなりはじめるという障害がでた。それも四六時中ということではなく、ある時間帯にいきなり遅くなったりするというのである。
何度か検証しているうちに、どうやら容量の大きなデータを落とす時に発生することがわかってきた。それで昨日システム屋が検証するためにやってきた。日中は通常業務が行われているので、結局5時過ぎから検証となる。立ち会うのは、とりあえず立場的に、なんちゃってシステム管理者もどきの私となる。だもんで昨日はジムに行くことは断念。システム屋さんにいろいろとデータ落としてみせて、その時にどれくらいパフォーマンスが落ちるかを実地に検証させる。そうすると端末からルータに行くまで、ルーターから本社に行くまで、そのへんの経路ではパケット的になにも問題がないことがわかる。ただし本社内でのルーターからサーバーへ行くところで異様に時間がかかっていることも判明。そこまでわかるのに2時間。最終的に後日、対応策を提案するということで終了した
7時過ぎに、今日はジムも行けんし帰ろうかと思っていると、携帯に着信。下の連中が近くで飲んでいるというのでつきあうことにする。ちっとも健康的になりゃしない。