ノートパソコンのセッティング

 先週から今週にかけてノートパソコンのセッティングを3台立て続けに行った、
 11月に現場で使用しているパソコン端末が2台立て続けに壊れた。いきなりレスポンスが悪くなり、専用システムでの端末操作だけでなく、オフィスやデータベースソフトもえらく遅くなった。もっとも10年近く前のXPマシンである。いつ壊れても致し方ないというところだ。そんな機械をまだ使っているのかという声も聞こえてきそうだが、中小零細ではそういうの普通だからとも思う。
 うちの会社では今、50台弱のパソコン端末が動いているが、XPマシンはまだ半分くらいがバリバリ稼働している。一気に導入したのは2007年から2009年くらいにかけて、その頃は十数台一気にに入れ替えるなんて余裕もあったのだが、厳しき昨今はとてもとてもそんな余裕もない。なんとか延命を図るべく、SSDに換装するとかチマチマとした努力は続けているのだが、個体差があるとはいえ次第に死んで行くマシンもじょじょに出てきている。
 基本的に業務で使用しているので、壊れたら代替機を容易しなくてはならない。金もないので、最近は安めの中古マシン、それもノートパソコンを購入している。それまでは使っていたのはだいたいがデスクトップ機で、社員はそれに慣れているのでノートパソコンは不評なのだが、モニターと分離しているのはやはり接続とか大掛かりになる。ノートなら移動も簡単だしということで、強引に進めている。
 ということでこの間、ノートパソコンをしこしこ買ってはシステム端末として使用できるようなセッティングをしていつでも代替できるようにストックしていたのだが、ついにその在庫も乏しくなってきたので、新たに3台購入して慌ててセッティングをした。
 いずれもまずネットワーク接続できるようにセッティングし、NASに保存してある専用システムのエミュレーターをインストールしてこれもLAN接続する。ネットワーク用でLANポートを使ってしまうので、もう一つはアダプターによるUSB接続する。さらに専用システムではどのスィッチングハブを通すとか細かくルート設定もするのだが、これが素人の自分にはよくわからない訳である。
 以前は、システム屋にきてもらってセッティングをしていたが、そうなると1回3〜4万は軽く飛ぶ。なので見よう見まねで覚えて自分でやるようになった。XPの頃はけっこう簡単にセッティングができたのだが、7以降はセキュリティとかもあり、けっこう小難しくなった。なので1台セッティングするのにそれまでは1時間足らずだったのが、一日がかりになるようになった。割と偶然的にうまく繋がったり、そうでなかったりみたいなことが続いていた。
 とはいえここ最近は、さすがに経験値があがったみたいで1台1〜2時間でLAN設定から会社で契約しているセキュリティソフトやデータベースソフトのインストールなどをこなせるようになった。習うより慣れろである。ただし、これを還暦超えの一応経営者のはしくれのはずの自分がやっていることに諸々、中小零細の限界性を感じることになる。