麻生内閣支持率急落→22%

http://www.asahi.com/politics/update/1207/TKY200812070149.html
今朝の朝日一面にデカデカと出ていた。やや寝不足で頭も働かない状態でなにかぼーっと眺めるというか字面を追っただけで、すぐに妻と娘の朝食作り出した。ハム入りオムレツ作ったっけ。いつもなら二人が食べている間にコーヒー飲みながら斜め読みでも新聞の主要面はザザっと目を通すのだが、今日は本当に頭が重たくてどうにもそういう感じにならなかった。ある意味慢性的な寝不足なんだろうね。
それで夜帰宅してからきちんと読んでみた。支持率の急落、20%前半という支持率はまさしく記事にもあるとおりに政権末期の様相だ。なんでここまで一気に急落したのか。たぶんにあの国会での党首討論の影響大なんだろうなと直感的に思った。冒頭にすでに三人の総理就任を祝い、4人目の就任祝いをする可能性もあるという強烈な皮肉的言質から入った民主小沢は明らかにあの党首討論で勝利をおさめたのだと思う。早期に解散総選挙をするか、景気対策を優先させるなら2次補正予算をという主張はきわめてわかりやすかった。それに大して個別のテクニカルタームを説明する麻生総理のほうはなんとなく歯切れが悪い印象。これが明暗を分けたという構図だ。
思えば麻生総理はもっとべらんめい口調で言いっぱなし的に民主党の政策の矛盾点とか小沢党首の資質とかを批判すりゃ良かったんじゃないかな。攻撃は最大の防御というべきか。だいたいああいう儀式的な形の党首討論では政策の細かい技術的な問題などどうでもいいのだ。それこそ小泉元総理のようなワンフレームを駆使して言い放つ、あれで良かったんだと思う。今思うとすごいよね、国会答弁で「人生いろいろ」で押し通してしまうんだから。
元々口下手、議論下手の小沢をやりこめる手などいくらでもあるだろうにとも思うのに。誰の入れ知恵かしらないが、失言にあまりにも神経質になり過ぎて、麻生は完全に自信の長所を封じ込めてしまったように思った。本来は少々言いすぎであろうとも、あのべらんめいな失言一歩手前みたいな部分が彼の魅力だったんじゃないかと思うのだ。
あの党首討論で見れば、今回の世論調査のように所謂党首力でも小沢に水をあけられるのも頷ける。
しかしこれではますます自民党は選挙に打って出れなくなる。冗談めかして来秋の任期切れまで自民党政権は居座り続けるんじゃないかと言ったりもするのだが、けっこう現実味を帯びてくるのかもしれない。選挙すれば必ず負けるのである。本来はその負け幅の大小が問題だったのだが、とにかく今の衆院での圧倒的多数を出来るだけ維持し続ける、権力を維持し続ける。そのためにはどんなに打たれ続けてもじっと我慢みたいなことになるのか。
いくらなんでも麻生から別の誰かという選択肢は一般的にはあり得ないだろう。理性的にも、常識としても。それでもなりふり構わずまたまた選挙のための顔の挿げ替えか。これも冗談めかして書いたことがあるが、本当にキムタクでも連れてこざるを得ないぞ自民党は。

麻生内閣支持率
共同通信 25.5%
NHK  25%
朝日   22%
読売   21%
毎日   21%