さようならドットプリンター

会社で長く稼動しているドットプリンターをレーザープリンターに切り替えるべく作業を続けている。様々な帳票類をずっとドットで出力しているのだが、いかんせんランニングコストが半端じゃなく高い。しかも業務用のドットプリンター自体がすでに相当以前に主流じゃなくなっているから、本体がこれまた半端じゃなく高い。だいたい軽自動車一台分くらいになる。だもんで遅まきながらレーザーへの切り替え作業を立案して実行に移すべくいろいろ、もろもろやってきている。
まあ自分の関係部署だと主にはピッキングリストなんかがメインなのだが、それでもきちんとリストアップしてみると40種類以上も帳票がある。15インチのストックフォームで出力しているこれらをA4でこういうデザインで出力してと本社の窓口を通じてSEにいろいろリクエストを出す。ここ何ヶ月かけっこうな量の文書作って提出を繰り返してきた。それでいよいよあと数日で主要帳票のA4サイズ、レーザーでの出力が実施される。
昨日はその最終チェックで、ストックフォーム出力からA4レーザー出力にプログラムを切り替えて、実際のピッキングリストとかを本チャン出力してみた。本来は休み明け朝一から本チャン一発実行してみる予定だったのだが、一応念のためと思い夕方からテストもかねてやってみた。
するとやっぱりというか、案の定というか、まあいろいろ不具合が出るわ出るわ。ヘッダは印字されるのにピッキングデータが空白・・・・・。メニューから再発行すると今度は印字されるとか・・・・・。本社側でSEにいろいろ調べてもらってなんとか解決したのは8時前くらい。まあこんなものでしょうね。
しかしこれまで15分とか場合によっては30分以上もかけて出力していた帳票がわずか2〜3分で出力できちゃう。今のレーザープリンターの能力からすれば当たり前のことだし、わかっちゃいることなのだが、こういうのを眼前で見せつけられると、ある種の感慨みたいなものもそれはあるなという感じだ。
たぶんこうした部分で仕事の質みたいなものがドラスティックに変わっていくのじゃないかなと思う部分がある。まして私がいるような現場仕事の部分はね。まあ牧歌的な会社だからそれでどうのみたいなこと上から要求されることはないのだけど、一応頭の中で時間の短縮や人の配置への影響とか、まあその結果としてどのくらい様々カットできるかなとかの軽いイメージはもともとあるにはあるので、いろいろ考えるべきことが出てくるだろうなとは思う。
思えばドットプリンターや15インチストックフォームとの付き合いは20年以上だからなんとなく別の意味でも感慨深いものがあるにはある。とはいえ完全にドットプリンターとお別れするわけでも実はない。まだまだ複写伝票というクリアできないメイン帳票があるので。これは自分が定年までにクリアされるのかどうか疑問だな。まあそれだけ歴史のある会社、業界ということもあるのだけどさあ。