渦の道

淡路鳴門間に架かっている大鳴門橋の橋桁に設置された遊歩道だ。所々に床面にガラス窓がついていて45メートル下の海峡の渦潮を見下ろすことができる。高所恐怖症の人間にはなかなかにスリル満点というか、とてもえぐい施設である。
この立派な吊り橋の階下に遊歩道を作るというのはなんとも楽しい。前年は船で渦潮見学をしたのだが、上空から見下ろし海の景色というのも実に面白い。車椅子を押してもまったく問題ないし、娘も大はしゃぎではあった。
しかし私の高所恐怖症は相当に進行しているようで、娘などは普通に通れる床のガラス窓の上を歩くことができない。娘が通るのを見ているだけでドキドキしてくる始末だ。娘どころか妻でさえ杖をついて通っているのに、私一人無通過なのである。

実際のところ、なぜこういうことができるのか。通るどころか座って普通に眼下の景色見下ろせるのだから、わが娘ながらえらいやっちゃ。しかし高いところが妙に好きなところは、ようするに○○は高いところが・・・・、ってやつなのだろうか。