石川県能登地方で地震

石川県能登地方で震度5弱地震気象庁
2007年03月25日19時05分
 [東京 25日 ロイター] 気象庁によると、25日午後6時11分ごろ、石川県能登地方で震度5弱の地震が観測された。
 震源地は石川県能登地方で震源の深さは10キロ、地震の規模(マグニチュード)は5.3と推定されている。この地震による津波の心配はないという。
 震度5弱を記録したのは輪島市穴水町。 (asahi.com
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200703250013.html

死者は現在のところ1名のみという。一報を受けて思ったのは、やっぱり例の件、原発は大丈夫かなということだ。日本海沿岸には原発が点在している。石川県から福井県にかけては何基もあるんだったじゃないか、緊急停止、メルトダウンとかねえだろうなというが一番最初に思い浮かんだことでした。

志賀・柏崎・刈羽原発に異常なし<3/25 20:33>
 原子力安全保安院によると、石川県で25日午前に起きた震度6強の地震による、福井・石川・新潟各県の原子力発電所に異常はなく、外部への放射能漏れはないという。
 震源地に近い志賀・柏崎・刈羽原発では、念のため、敷地内の点検を行ったが、いずれも異常は確認されなかった。
 なお、事故の報告は入っていないものの、七尾大田火力発電所地震の揺れを感じて活動を停止している。運転再開のメドはまだ立っていない。 (日テレNEWS)
http://www.news24.jp/80207.html

とりあえず大丈夫らしい。でも、志賀原発ではこんなこともあった。

志賀原発使用済み核燃料プールの水が飛散…地震
能登沖地震
 北陸電力富山市)は25日、運転停止中の志賀原発1号機(石川県志賀町)の原子炉建屋4階にある使用済み核燃料の貯蔵プールから放射能を帯びた水約45リットル(放射能量750万ベクレル相当)が貯蔵プール周辺に飛散したと発表した。
 能登沖地震の揺れによるとみられる。
 被曝者はおらず、外部への影響もないとしている。
 周囲を覆うシート外のコンクリートには8リットル(同約130万ベクレル相当)が飛散した。
 原子炉等規制法などは放射能量370万ベクレル以上がシート外に漏れた場合に国への報告を求めているが、今回は規定の約3分の1ということもあり、人体に大きな影響を与えるレベルではないという。
 同社は原子炉建屋を午後2時ごろ点検して発見、即座にふき取りを始め、約3時間半かけて処理を終わったとしている。
(2007年3月26日1時31分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070325it14.htm?from=top

ほんとうにその程度で大丈夫だったんだろうか。原発の現場でなにが起きていても我々にはまったくわからない。つい数日前にも1978年に福島第一原発で制御棒が抜け臨界状態になったことが初めて明らかにされたということがあった。これって今頃ででてくるのもなんだが、犯罪に等しい隠蔽である。そういう体質が原発の運営にはあるわけなので、地震がありました。でも影響はなく原発は安全ですといわれても、ああそうですかと素直にうなずけないのが人情というものではないだろうか。