最初に買ったCD

ふとマイルス聴いて思ったことなのだが、私が最初に買ったCDはというと、これが偶然というかなんていうかマイルスなんだよな。それがこれ。
ジャック・ジョンソン(紙ジャケット仕様)
たぶんその当時、おそらく行きつけのジャズ喫茶で聴いてはまっていたんだろうな。ギンギンロックしてる、しかも半端じゃないみたいに感じたんだな。おそらく20代の頃。初めてCDコンポ買ってさあ、慌ててレコード屋に買いにいった。定価3200円の代物。
ついでだから最初に買ったレコードについても。もう大昔のことだから、記憶をたどることたどること。で、思い当たったのが多分これだな。

で、次に買ったのがこれ。

おそらく小学三年生かそこらでしょう。4曲入りのコンパクト盤です。小学生には恐ろしく高い買い物だったはず。おばあちゃん子だったから、祖母にねだったんでしょうね。そしてこれを兄の持っていたポータブルプレイヤーでそれこそ擦り切れるまで聴きました。あのプレイヤーはLPかけると、盤がはみ出るようなものでしたな。なんかビクターの犬みたいなものですね。一生懸命若大将のサウンドに耳傾けていました。
次に最初に買ったLPレコードはこれ。

堂々たる2枚組、定価3000円です。たぶん中学の二年生か三年生の頃のことです。父親に秋葉原石丸電気で買ってもらいました。もう夢見心地、天にも昇るほど嬉しかったですね。当時はいっぱしの映画少年で、たぶん「明日に向かって撃て」を観てバカラックにはまった頃だったんでしょう。
しかしこうやって思い出してみると、人が最初に買ったレコードとかって、けっこうその人の人生とか性格とか様々に微妙に影響与えているような気もしないでもないな。私の場合でいうと、たぶん若大将が最初のアイドルであったわけなんですが、思春期を生きるうちに、人は誰しもが若大将のような人生を送ることはできないということを、あるいは加山雄三のようにスポーツ万能で、音楽の才能もあり、ハンサムで女の子にもてるというような、なりたくてもなりえない存在があるということ理解することである種の人生勉強をしたのかもしれません。なんのこっちゃ。