巾着田へ行く

うちの子どもは毎年、風の里の学童の夏のレクレーションで高麗川の川遊びに行く。今年もいってきたようで娘にとってはある意味、この夏で一番の思い出になったみたいだ。来年ももちろん娘は参加したいのだろうけど、三年で学童を卒業させようかとも考えている親としては幾分か悩ましいところでもある。
その川遊びをした高麗川を妻が見てみたいとここのところずっと言っている。一度そういうことを思いつくと幼児的な執着でずっと言っているのが今の妻である。こういう執着癖ももちろん病気の影響なんだろうなとは思うので、あまり取り合わないようにしているのだが、3回に1回くらいは言うことを聞いてあげることしている。今回もあんまりうるさく行きたい、行きたいというので、昨日高麗川での川遊びに行った。娘にとっても最後の夏遊びになるだろうし、ちょうど来年用にとも思ってヤフオクで買った娘用の水着が届いたばかりだったから、一回くらい着せて水遊びをさせてもいいかなとも思った。
といっても片麻痺、4点杖もしくは車椅子の妻を川じゃりだらけのところに連れていくのは難しい。川遊びをしている娘を近くから見ることができて、トイレとかの設備もそこそこしっかりしているところ、高麗川ということでこの場所、巾着田に行った。ここは高麗川が蛇行してできた平地なのだが、その蛇行している高麗川の流れが緩やかで、しかも深いところがまったくないので子どもを川遊びさせるには絶好のロケーションでもある。行ってみると駐車場はほぼ満車状態だったが、1時半過ぎでも一応止めることができた。河原はバーベキューの観光客が群れを成していた。
それでもなんとか河原に入る手前でシートを敷くスペースを確保した。そこからは子どもが川遊びしているのがほんとうに近くから見れる。妻はキャンピング・チェアーに座わらせた。私は子どもと川遊びをしたり、妻のもとへ行ったりを繰り返した。ここは駐車場にトイレがあり、しかも身障者用のトイレも設置されている。もし来年とかで近場で妻をバーベキューに連れてくるとしたらここしかないかな〜とも思った。
娘はゴーグルをして浮かびながら川の中を探索したり、とにかく楽しそうにしていた。まだきちんと泳げるわけでもないのだが、イトマンに通わせているので、水遊びが大好きな様子だ。2006年の夏もこんな風にして終わって行く、まあそんな感慨をもちながら、ビール飲んだり、コンビニで買ったおにぎりをほおばったりと、そこそこのピクニックだったのではないのかな。
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