ヒューザー、偽装隠しとの関連性

 なぜこの時期にライブドアへの強制捜査が入ったのか。噂としてひそひそ語られているのが、ちょうど強制捜査が入った日にあった、マンション耐震偽装事件の主役の一人、ヒューザーの小嶋社長の国会での証人喚問にぶつけるためという話。ヒューザー自民党伊藤大介国会議員との癒着という疑惑があること、また伊藤代議士を通じて森派幹部あるいは小泉首相への関連疑惑が浮かんでくる恐れがあったこと。ちょうどこの日が阪神大震災から11年目にあたるため、証人喚問が大きく取り上げられることが予想されていた。そのニュースバリューを下げるため、いわゆる耳目をそらせるためにライブドアへの捜査をぶつけたというのが真相だという話があるのだ。
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 ちょっと信じられないような話ではあるが、これまでにも民主党の党大会や党首交代にあわせて外交ショーを繰り広げたりとメディアをうまく使ってきた小泉政権だが、もし今回も証人喚問の日程を幼女殺害犯宮崎勤の公判にあわせたり、さらにライブドア強制捜査を行わせたみたいなことがあったとしたらとんでもない話だ。自己の権力維持のために自国の経済を崩壊させてもかまわないということだろう。もともと小泉氏の経済オンチ、外交オンチは自明のこととはいえ、普通やらないだろうとも思える。
 今回のライブドアの件、確かにたたけば誇りは多々あったと思う。どこかで司直の手を入れるとしても、できるだけ市況が影響を受けにくい時期を選ぶだろうとも思う。普通に考えても月曜日にはやらない。東証がひける金曜日だし、三連休前とかにやるべきだと思うのだが。
 日本の財界も早く小泉氏を退陣に追い込まないと、日本経済はとんでもないことになる。ただでさえ中国に世界中の金が投下されつつある時に、靖国問題とかで外交カード握られっぱなしなわけだから。