子どもの着物を買いに行く

 早いもので子どもも来年は成人式である。女の子で成人式となるとやはり晴れ着である。こればかりはもうしょうがないことである。カミさんが仕入れてきた知識によると、晴れ着はレンタルか購入するかということになる。そしてレンタルの場合、いいものはもう借りられていることが多く、完全に出遅れ状態なのだとか。
 とはいえ着物を手に入れるとなるとどこへ行ったらいいのだ。大昔に勤めていた大学生協の知人に聞いてみると、かなり懇切丁寧に教えてくれる。生協にとっても着物のレンタルは成人式、卒業式という二大イベントがビッグビジネスになっているのだとか。
 レンタルでも購入でもなんでもいいので、とにかく行ってみることにする。紹介されたのは練馬にある呉服屋さん。
白瀧呉服店 | 創業嘉永六年 東京で一番大きい呉服専門店
 そこで約三時間にわたって壮大な着せ替え人形タイムを行い、結局比較的チープなものを購入することにした。着物ってピンキリノようで上を見ると普通に100万超えの世界のようなので、あくまで最低ラインのところだ。さすがに3時間もすると子どもも疲れるし、誰一人まったく正常な判断が働かない。まあしいていえば、一番地味ものを選んだような気がする。


 太目なのはいちおう洋服の上から羽織っているからと子どもに成り代わって弁明に務めておく。