歯の神経をとる

 ここ数日歯痛でしんどい思いをしている。しょうがないのでロキソニンなど買ってなんとか凌いでいるのが、さすがに我慢ならず歯医者に行く。自分の見立てではかなり歯周病が進行しているので、そっちだと思ったのだが、歯医者は奥から四番目の歯の神経をとることを選択した。これはもう十年ぶりくらいのことかもしれない。当然麻酔を効かせてから歯をほじくり、神経をとるのだが、この手の治療は抜歯に次ぐ苦手なもの。もう音だけでもしんどい。
 神経をとった歯は被せることになるのだが、これも松竹梅があり、松となるとセラミックで10万くらいだとか。まあこれも仕方がないと思うのだが、還暦過ぎた身で今更見栄え気にしてもという気もしないでもない。この治療と並行して歯周病のほうがやっていくという。さらにいえば、一本横にはえたままの歯があるのだが、これも手入れの問題もあり抜歯してはとすすめられる。施術については紹介状を書くので、大学病院でやってもらうようにということ。いろいろしんどい話ばかりだ。
 治療後、妻が一緒に昼飯食べたいというのでとんかつ屋へ行く。口の片側が麻酔効いた状態にあるというの無謀にもかつ丼に挑戦した。一口食べる度に小首傾げて、片側のみで噛むのだが、意外とかつは美味だった。