掃除機と洗濯機

今月はいろいろと物入りなのだが、そういう時期に限って家電品の調子が悪くなる。まず洗濯機はシャープ製で6年前に冷蔵庫と一緒に購入したのだが、ここ1〜2年洗濯のたびに異音が発生。音が出ない時もあるし、出る場合も音の大きさもいろいろ。いろいろ調べると、けっこうシャープ製洗濯機では幾つかの機種で同じような症状が出ているようで修理対象のようだ。だいたいこんな音。
シャープの洗濯機 ES-TG830の異音 - YouTube
うちは大体において洗濯を夜中にすることが多いので、いくら一軒家といってもちょっと嫌な感じがしていた。家電品は5〜6年もてばよいだろうし、しかも洗濯機は毎日使うものなのでそろそろ買い替えかとも思ってはいた。
そこにもってきて掃除機、これはちょうど5年前、今の家に越してきてすぐに購入した日立製なのだが、こいつの持ち手の部分の突起というかハンドル部分がなにかの拍子に割れてヒビが入った。ヒビの部分から空気がモレては吸引にも影響するし、しかたないので接着剤で補修はしたが、これは買い換えざるを得ないと思った。それで近所のヤマダに行き買っちゃったわけである。掃除機と洗濯機を。
これまで原則として掃除機は1万円台、洗濯機は3万円台とエントリー機を買うことが多かった。機能などはあまり考えず、とにかく安いもの。で、壊れたら買い換える、未練なしみたいな感覚。ある意味店典型的な安物買いの銭失いを実践してきたのだが、今回はというともうちょっといいモノにしてみようかとも思った。といってもほんのちょっと背伸びしてみようというだけのこと。家電売り場では機能とかに関係なく、一番売れている奴をということだけを店員さんに伝えて候補機を出してもらった。
メーカーについては、出来れば東芝、日立は避けたい、原発メーカーだから。でも掃除機も洗濯機もモーターモノなので、モーターといえば日立みたいな刷り込みもできている。ついでにいえば、昭和世代の刷り込みとしていえば、白物家電はやはりパナが一番というなんとなくのブランド志向がある。家電はパナが一番、でも貧乏人だからいつもシャープや三洋に落ち着くみたいな感じである。あんまり根拠はないのだろうが、実際のところシャープ、三洋は安いのである。
同じことはビデオだのラジカセとかでも、パナ、ソニー、ビクターはなんとなく高級、でも安いシャープ、三洋で落ち着くみたいなことを何度もやってきている。なので、それこそいつかはクラウンではないが、やはり白物はパナというのが第一候補となる。
掃除機は流行のダイソンも考えたのだが、サイクロン方式は音が煩いとも聞いていたし、いくらなんでも掃除機に5万以上出すのもなんだしと却下。さらにいえばずっと紙パック式に慣れているからそれで十分とも思ったりもした。まあ基本的には保守的だったりして。
そんでもって店員の説明を聞いて、30分で決めたのがこの二つ。
http://kadenfan.hitachi.co.jp/clean/lineup/cvpw20/
全自動洗濯機 NA-FS70H5 商品概要 | 洗濯機/衣類乾燥機 | Panasonic
掃除機は24000円くらいだったか。洗濯機はジャスト5万くらい。この値段が高いのか安いのかはわからん。価格コムとかでみると最安値からするといずれも1万ずつくらい高いようにも。しかもこれまでの購入パターンからすると掃除機は1万くらい高く、洗濯機にいたっては2万くらい高い。人によってはこのへんの価格のものが普通で、今までのが安すぎだろうとつっこまれるかもしれない。とはいえ基本貧乏人だし、少しでも安くがポリシーだし、人間の器が小さいから5万以上というとたいていの場合ビビル。そういう矮小な人間性からすると、掃除機と洗濯機のセットで7万オーバーはある種の大冒険なのである。本当に人間が小さいわ、私。
と思いつつも、ついに私も還暦近くなって人並みの家電製品が買えるようになったのだと、ちょっと遠い目をしてみたりして・・・・・・、嘘ですけど。
届いた品物は当然日常使用品なのですぐに使ってみましたが、やっぱりいいですな新品は。掃除機は自走機能がついていて、カーペットとかでも楽に掃除ができる。洗濯機はこれまでのものに比べるとビックリするくらいに音が静か(価格コムとかの評判だと、この機種でも音に関しては低評価らしいけど)。
とりあえず毎日の洗濯、一週間に一度の掃除が大変楽になって、それぞれ洗濯、掃除が楽しくできるようになった。などということもなく、いずれもある種の苦行のごとく、ほんと嫌々やっているのだけれどもね。まあいくら新品になっても家事労働から解放される訳ではないのだが、つい錯覚しちゃうんですよね。そのへんは家電メーカーの広告戦術に踊らされる主婦の皆さんと基本は一緒。この新機能があれば、日々の家事がとっても楽に・・・・・。