一時的禁酒断行

先週の金曜日から昨日まで酒をやめてみた。理由、特になし。体調が悪いわけでもなかったし。ただし本当に酒を飲まないでも普通にしていられるかどうか、若干不安はあった。なんとなく自身のイメージとしては酒はいつでも止められる、煙草はたぶん止められない、みたいな感覚があった。でも煙草は3年前に止めた、いやうまいこと止められた。
それでは酒はどうか、たぶん多少の誤差はあるかもしれないけど、20歳過ぎからずっと飲んできている。30歳を過ぎたあたりからはほとんど毎日かかさず飲んでいる。本当に1日も欠かすことなく律儀に飲んでいる。ここんところはどうか、とりあえず夕食時に晩酌として缶ビールならぬ発泡酒350mlを一本。少し時間があるとそれからややでかいグラスで濃い目のバーボン&ソーダを1杯か2杯。ずっとこの状態が恒常化している。バーボンは750mlボトルを週に1本というパターンだ。
そして週に1〜2回外でも飲む。たいていは会社の同僚と。これがけっこうだらだらと飲む。たいていは中ジョッキで5〜6杯である。なぜそれほど飲むか、まあ飲まなくてはやっていけないくらい人生がしんどい・・・・、というわけではないが、たぶん惰性的ということなんだろう。
それでなんとなく思ってのは、ひょっとしたら俺ってアル中なんじゃねえの、という疑問。西原理恵子の漫画とかみていて、いくらなんでも鴨ちゃんほどではないにせよ、長年ずっと欠かさずアルコールを摂取していると、いい加減常習性というかそういうことはあるだろう、若干不安になったりもしていた。まして毎年の健康診断では常に脂肪肝だのといわれていたから。
酒を止めるつもりはさらさらないけれど、例えばしばらく酒を止めるみたいなことができるか、まあそういうことで何気に試してみたわけだ。1日、2日と飲まないでいる。普通である。イライラして会社で部下にあたったりとかもない。家で家族に暴力振るうこともない。部屋の隅っこに白いワニだのピンクのカバとかも見えない。手や足に虫がたかっているようなせん妄感もない。
3日、4日目あたりになると周りの空気が変わってくる。澄んだ空気が少し張り詰めてきて・・・・、みたいなこともない。まったく普通である。毎日普通に飯食べる。ジムでさんざ汗流しても、とりあえず冷たい水飲めばそれでOKである。なに、これみたいな感じである。5日目くらいになると、なんとなくもうこのまま飲まなくてもたぶんいけそうな感じである。俺って、たぶん酒普通に止められるじゃんと、まあそんな感じである。
結局、本日は会社の同僚と一緒に飲みにいって、久々深酒しちゃったけど。でも8日ぶりに飲んだビールにも実はほとんど感動もなし。あんまりうま〜いっていう感じもなかった。それよりもどちらかというとあんまり美味くなかった。なんかこう本当に惰性で飲んでいるんだねアルコールって、という感じである。まあ一週間止めたから、次は一月くらいに挑戦してみようかなという気もないでもない。もとより完全に断酒しようなんて気はさらさらない。とりあえず控えめにできれば、それでいいというところだろうか。