トヨタ、リコール問題

始めたばかりのtwitterからの引用。

トヨタ・リコール問題、本来これだけ大事になった以上、誰かがきっちりと責任を取るべきだ。誰か、トップの社長が。なのに昨年14年ぶりに大政奉還で創業者の孫として社長に就任した手前、組織内でそれが多分公言されることないみたいだ。でも、これだけの大問題だ。トップが責任をとるべきだと思う。

実際、その通りだと思う。普通ならこれだけ大規模なリコールが生じたのである。それだけでなく、アメリカ議会に召還され、そこで弁明、謝罪みたいなことになっているのである。一企業の問題ではなく、もはや日米関係の問題にまで発展している。
もちろんアメリカがここぞとばかりにトヨタパッシングに転じているという問題はある。おまけにトヨタのライバルともいうべきGMは今や国有化されている。国をあげてトヨタ叩いているのは、自由競争の観点からしていかがなものかという思いもないではない。
それでもあえていう。これはトヨタの自滅である。競争相手にポイント与えまくってしまった。アメリカからすれば敵失によって利が転がりこんできたのである。この落とし前をどうつけるべきか。やっぱり豊田社長は辞めるべきだろうな、潔く。それがトップの責任の取り方ということだろう。
問題はだね、彼が創業者の孫だということ。どうあっても彼を辞めさせるわけにはいかないという企業の土壌というか、風土みたいなものがあるのだろう。言ってしまえば天皇が総理大臣になったようなものだから、辞めさせるわけにはいかないということなんだろう。それでもあえて言いたい。トヨタは日本のナンバーワン企業なのである。いくら有力な株主であり、創業一族であるからといっても、それが総てに優先されるわけではないだろう。株式会社としてだけでなく、日本代表する大企業としての公的な性格もあるのだから。
豊田章男社長は潔く辞任すべきだと思う。53歳だっけ、まだまだ若い。一度退いても再起の機会はあると思うのだけどな。