雛飾り

久しぶり、本当に久しぶりに雛人形を飾った。最後に飾ったのは娘が小学1年生の時だったか。5年ぶりのことである。娘にとっては小学生時代最後の雛祭りになる。まあそういう節目のことだからということで、少しばかり頑張ってみた。
この間、雛人形を出すのがずいぶんと空いてしまったのは、もちろん妻の病気のことがあったから。妻が病気で倒れたのは娘が小学2年生の時のことだった。それからというものは、雛祭りなとどいう余裕もないままに過ごしてきたのだと思う。
何箱かに詰めこんでグルニエにしまってある人形を出すのはけっこうしんどいことだ。出来れば今回もパスしたい思いでいっぱいだったが、やっぱり小学生最後ということもある。やらにゃあなるまいと、まあそういう感じである。
箱から人形を出していくと、人形の顔にはきちんと紙がまかれていたりと律儀なまできちんとしまわれていた。たぶん5年前に妻がきちんとしまったんだろうな。こういうことは私にはできそうにないし。そんなことを思いながら人形を出していると、やっぱりいろんなことを思い出してしまう。
もともとこの雛人形は娘が生まれた翌年の1月だかに、小さな娘を連れて岩槻まで行って購入したものだ。30数万するというのを値切りに値切って半額くらいにしてもらったものだ。妻も私も初めての子どものことだからと、やけに張り切ってというか、なんか異様に盛り上がって購入した記憶がある。みんな元気だったんだなあ、みたいな感慨がある。
まあそれはそれとして、とにかく頑張って人形を出してきて、雛壇を作り飾っていく。途中から娘も参加して二人で飾った。細かいところは明日以降にしようといいつつとりあえずというか、なんとなく形になってきたところで終了。
しかし、これを仕舞うときはどうしたらいいのだろうか。