丸亀製麺

最近はまっているものの一つ。
淡路・四国旅行に行った時、初日に埼玉から姫路までずずっと高速で向かった。山陽道降りたのが2時過ぎだったか。下道走ってどこかで遅い昼食を食べようと思い、うろきょろしてたらこういうお店があった。瞬時にさすが西国ですな、うどんのファーストフードがある、やっぱり四国が近いせいか、などと得心して即効入ってみました。
店内はけっこう混んでいて店内で並んでいる。飯時少しはずしているのにこの盛況さはなんだろうなどと思いながらも、とりあえず列に並ぶ。すると列はずんずん進む。うどん注文して、トレイに載せたら次はてんぷらとかを選びレジに進む。セルフというかカフェテリア形式なわけだ。だから列に並んでそれほど待つこともなく、またうどんだから客の回転も速くトレイ持って席を探す、待つとかもない。
メニューは釜揚げうどん、かけうどん、ぶっかけうどんなどなど。映画「UDON」や村上春樹の傑作エッセイ「讃岐・超ディープうどん紀行」(『辺境・近境』所収)の影響もありここはいっちょうおろし醤油うどんを食しました。これがファーストフードとはいえ、実にうまい。茹でたてのうどんを水でさらし、水切りして器に入れる。そこに大根おろしとねぎ、すだちの輪切りがのる。これにダシ醤油をぶっかけて食すのだが、がそこそこにこしがあり、それでいてもちもち感もある。うんまい!
妻と娘はとろ玉うどんの熱いのと冷たいのをそれぞれ食べたのだが、二人とも美味しいを連発していた。しかしファーストフードでこれだけのものが食せるのである。映画「UDON」の「松井製麺」のうどんや村上春樹が紹介した「小縣家」や「中村うどん」のうどんはどれほどのものなのだろうと想像してみたくなった。
この旅行では四国には半日ほどしかいなかった。それも鳴門と徳島だけだったから、結局四国でうどんを食すということはなかったのだが、それでもファーストフード丸亀製麺のうどんが食べれたから、まあいいかくらいに思って帰ってきた。
ほんでもって埼玉帰ってきていつものように国道407を走っていたら、右手になにか見覚えのあるようなお店を見つけた。それでしばらく走って買い物してから今度は左手に見える方向で走ってみたら、なんだ姫路で入った店と同じ作りの店がある。なんだい灯台下暗しじゃんという感じ。
パソコンで丸亀製麺を検索すると、丸亀製麺トリドールという会社がやっているうどんのチェーン店なわけですな。
http://www.toridoll.com/toridoll/marugame_index.html
ちょっと拍子抜けしてしまいましたが、地元でもそこそこうまいうどんが食せるというのは、ある意味幸福なことではないかとも思う。ほんでもって、我が家は土日の夕食はたいてい外食しているのが、5月に入ってすでに二回も行っています。というよりほぼ毎週行っているという言い方が正解なわけですな。しょせんファーストフードですから、本場のものとは異なるのかもしれないでしょう。とはいえこれまで外で食すうどんというのは、ある意味「山田うどん」くらいだったわけで、それを考えると「丸亀製麺」は大正解です。