風呂の見積もり

今日は風呂の見積もりに業者が来た。介護保険の自宅改修で風呂に手摺をつけるとかいろいろ要望を出していたのだが、一番の問題は風呂の扉。この家の扉は一枚の内開きドアなのだが、これだと介助して妻を入れるだんには非常に具合が悪い。出入りのたびにドアに干渉しないように前にでたりと、介護椅子を前に出したり湯船の上においたりとかけっこう大変なわけ。
それでドアを折り戸にできないかという要望だしたところ、今のドア枠をつかうと現在フラットな入り口に若干の段差が生じるというのだ。おいおいそれはないだろうということで仕切りなおしとなった。別の業者を探して問い合わせてみると、メーカーにきけばおそらく現在のドア枠でも折り戸はあるのではという。メーカーはナスステレンスだとかでとりあえず問い合わせてみると、ドアは別のフジサッシに作らせていたのだが、撤退しているため部品その他はないというつれない返事だった。
問い合わせた業者にその旨話すと「ナスじゃしょうがないね、あそこはバスとかもうやってないから」という返事だった。
そんなこんなで一枚のドアのリフォームは、根本解決には風呂自体を交換する必要があるという大掛かりなものになってしまった。おいおいいったいいくらかかるんだという気持ちがあるにはあったのだが、乗りかけた船とばかりにユニットバス交換の見積もりを出してもらうことになってしまった。金額はほとんど想像できない世界なのだが、なんとなくいろいろ調べたり聞いたりしていくと、おそらく三桁の大台前後というのが相場なのだとか。例えば風呂が70万だとすると値引きとかで8掛けくらいになる。これにほぼ同額の工賃、工事費が発生する。というのが相場だという。
そこまで大それたことをという思いももちろんあるが、先行き思えば使い勝手のいい風呂にしておくことは絶対に必要なわけだ。介助する私も当然老いて衰えていく。不便きわまりない風呂のままではということがある。それでいっそのこと折り戸ではなく引き戸にしたらみたいな話にまで発展してしまう。
もう一つこの家に越してみて、まあ小さな不満はいろいろあるにはあるけど、とりあえず許容範囲内だとは思っていた。でも風呂はちょっと安っぽいかなというのが正直なところ。新築で4年足らずのところから引っ越してきたのだから、比較してしまえば劣るところばかりなんだろうが、それにしても風呂はいかにもチープな感じがしていた。しかも流し場のコーナー部分のコーキングがほとんどはがれかかっていたので、かって工作や技術で1をとったことすらある私が自力でDo it myselfしてみたりもした。それも気に入らなかった。
だもんで流れはなんとなくユニットバス交換みたいな方向にいきつつあり、今回大宮の業者にきてもらって見積もりだしてもらうことになった。さてさて金額みて沈没することになるかどうか。
しかし聞いてみると中古住宅購入する人は、築浅でも水周り系をリフォームすることは多いのだとか。風呂やトイレ、キッチンなどなど。やっぱり人が使ったものだと許容できない部分なんだとか。なんとなくわかるような気がしないでもないな。