2005-03-15から1日間の記事一覧

投票行動に意義を見出せるか

今回の合併騒動についていえば、正直にいって地方自治のいい加減さを目の当たりにしたという印象だ。おまけに自民党への対抗勢力としてささやかな、あるいは消極的に支持していた民主党についていえば、町議、あるいは現埼玉県知事の動きからして絶望してい…

カウンター・カルチャーの消滅

市民運動の崩壊の背景にあるのは、カウンター・カルチャーの消滅にあると思う。この場合の抵抗主義は、政治的反体制だけでなくより広義な反権威主義という意味合いだ。その視消滅は、現在の政治、社会、文化を変革するという想像力が徹底的に欠如された状況…

市民運動の崩壊

今回の合併騒動で思い知らされたことだが、上福岡にしろ大井町にしろ市民運動あるいは民衆の自発的な政治意識の高まりみたいなものはおよそ皆無になっているということだ。 運動の担い手はあいも変わらず共産党のみだ。そして上福岡の市長選にしろ大井のリコ…

やわらかい時代閉塞状況

石川啄木が明治末期、大逆事件以後の時代状況をそう分析した。その時代は政府体制側からの政治的抑圧は先鋭化された暴力的形式をとっていた。それに対して現代のこの国には暴力的な政治的抑圧はない。しかし長引く不況や政治や社会変革への絶望感、あるいは…

政治的アパシーと民主主義

ここ数年の国政選挙にしろ、各種自治体選挙に都市部での低投票率が顕著になっている。投票行動を放棄した人々は明らかに自覚的に投票を忌避しているわけではなく、生活に埋没し政治参加よりも目先の快楽や要求を優先している。彼らは政治的アパシーに包まれ…

大井町長リコール不成立

なんとなく嫌な予感はしていたのだが、やっぱりとの感がある。 本日、ふじみ野駅頭で大井町の自主自立をめざす会のメンバーがビラをまいていて、結果を知った。 -提出署名数(選管カウント署名数)12780 -必要署名数12489 -有効署名数12212 -…