冬支度

 今週はなんだかんだと現実逃避的に冬支度をしている。

 机の前、パソコン立ち上げてから、テキストからノート取りとかしていると、すぐに集中力がなくなって・・・・・・。やっぱり還暦過ぎの大学生は無理があり過ぎるのかもしれない。ダダとかシュルレアリスムだの、トリスタン・ツァラデュシャンの「レディメイド」などの言葉が空疎に右耳から左耳に抜けて、そのまま大気の中に消えて行く。

When you hear word,after it's over,it's gone in the air.
 You can never capture it again.

 って、エリック・ドルフィー気取ってる場合じゃない。

 確か月曜日だったか、妻からリクエストが出ていたのでリビングにコタツを出した。まあずっとコタツはテーブル代わりにしているので、電源コードつけて、コタツ布団を載せて終了。

 火曜日には同じくリクエストのあった石油ファンヒーターを出す。庭の物置に保管してあるファンヒーターを出してリビングに設置。日曜に買った灯油を補給して完了。ただし、デイサービスから帰ってきた妻には当分使用しないようにと厳命する。といっても多分、すぐ使い始めるんだろうけど。本当はファンヒーターは12月くらいからと思っていたのだけど。

 さらにさらに、同じく日曜日に新たに買った石油ストーブも段ボールから出して灯油を入れていつでも使えるようにする。こういうやつね。

 このタイプのやつ以前から一つ欲しかったんですね。この古風なストーブは電源いらないやつは、災害というか停電とかがあっても使える。長時間の停電で寒い思いをしたこととかはほとんどないのだけど、思い出すのは3.11の後の計画停電。何時間も寒い思いをしたのがトラウマ的に。

 そこまで大げさなものではないが、家の暖房器具は各部屋のエアコンにしろ、石油ファンヒーターや自室で使っているセラミック・ヒーターにしろ、すべて電気がないと使えない。なのでもし長時間の停電みたいなことがあったらと。そういうことで、1台あった方がいいかなとずっと思っていたわけ。

 もう一つ、うちは二階に風呂や洗面があるタイプの住居なのだが、真冬は狭い洗面台兼脱衣所がかなり寒い。気合でずっと頑張ってきたけど、そろそろ暖房器具が欲しいと。まあ狭いので基本は電気ストーブ的なものがいいのだろうが、二階の狭い廊下というかホール(いや本当に狭い空間)に石油ストーブ置いて短時間つけておけば、朝とかいいかなと思ったり。通常の保管場所は主のいない子どもの部屋で、そのドアを開けてストーブ使えば洗面台のあたりも暖かくなるかと。

 ということでストーブは子どもの部屋に置き、庭で灯油を入れてから持っていって設置完了となった。ちなみにうちは灯油タンクを2つ用意して物置に保管。灯油を入れるのは屋外でという風にしている。灯油タンクは一つなくなったら、車でホームセンターに買いに行く。今年は当然のごとく灯油も値上がりしていて、1.8リットルで2000円くらいだったか。なんかこう溜息が出るけど、12月から2月にかけてはどうしても必要になるから。

 しかし灯油はけっこう重く、車から物置まで運んだりするのもけっこうしんどい。まして灯油タンク2つとものなると。そして毎回、物置から灯油タンクだしてファンヒーターやストーブのタンクに入れる作業も多分だんだんと負担になってくる。健康でいれば80くらいまではやらざるを得ないのだろうけど、大変になるだろうな。

 という訳で学習からの現実逃避的に冬支度を終了させた。