東京富士美術館へ行く


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 東山魁夷展をやっているのだが、これが目的ではなく、いつもの常設展示である。ここの17世紀から19世紀にかけての西洋美術絵画のコレクションは膨大なものがあり、個人的には上野の西洋美術館、箱根のポーラ美術館とともに三大西洋絵画美術館と思っている。西洋美術館の松方幸次郎、ポーラ美術館の鈴木常司という稀有なコレクターがいたことに感謝するとともに、ここ東京富士美術館についていえばやはり創設者池田大作の功績を認めざるを得ないとも思う。
 東京富士美術館創価学会が母体となって運営されている。周囲は創価大学のキャンパスであり、ほぼ同大学のキャンパス内設置されているといっていい。創価学会についての意見はあえて言う気はないが、安倍自民党政権の一翼を担う公明党の支持母体であることからも、あまりいい印象はないのだが、割とこの宗教には馴染みがあるといえばある。父親が一時この宗教に帰依していたことがあり、その影響下で自分も実は少年時代の一時期、この宗教をやらされていたことがあり、教学とかであの御書とかいう日蓮が信徒にあてた書簡とかを読まされたりしてた。まあ割とすぐにいわゆる退転しちゃったけど。
 基本的には無宗教だし、最近の自公連立政権とかを見ていると、この宗教団体にはあまり良い印象はないのだが、それと芸術は別の話である。いくら池田大作が自分をナポレオンにみたてて、ナポレオンの肖像画を多く取集していたとしても、それはそれである。
 とにかく収蔵作品が凄い。15世紀からの西洋絵画が系統だてて集められている。特に18世紀から19世紀にかけてのフランス絵画のコレクションは海外の有名美術館に匹敵するのではないかと思うくらいである。そのため、著名な絵画は貸し出されていることも多い。今回もルノワールセザンヌの作品を初めて観た。多分、通算回数でいえば10回以上通っているのだが、多分この二点は初めてだと思う。普通にこの二つは魅入ってしまう美しい作品だ。